『いつまで経っても忘れないように………』プロトジョーカー×アルフレッド

『…そろそろちゃんとエクシードと話し合わないといけないのか………』

夏が終わり秋の涼しい風が吹く頃、小生は新刊を書きながら考え事をしていた。

『そうだよ?ちゃんとエクシードと話し合いをしないと私やプロトが心配するよ?』

ふと隣を見つめると彼より少しだけ髪が長い彼に似た青年ジョーカーがいた。
ジョーカーはエクシードのデータから作られて姿が彼に似ている
しっかりとした服装や口調そして…………

『私はね、大好きなアルフレッドがそんな私達の事で悩むなんて…見ていて辛いんだよ?』

彼と同じように小生を好きで居てくれて心配性だ…

『ハハハッ…すまないな、なるべく解決には………ジ、ジョーカー?』

『…私ではダメかな?やっぱりエクシードで無いと………』

『ち、違っ…………』

不安げな表情をしながら苦しそうな笑顔をしながら笑って話す
ジョーカーを見つめながら小生は焦った…
あぁ…もう、彼を思わないようにしなければ
彼は前に進んで小生を過去の人間にしたのだから。
何度自分自身に言い聞かせたか分からない言葉を再び言い聞かせる…

『なーんて!!冗談だよ?びっくり…………アルフレッド?』

『小生だって…君を今でも好きなんだ…やっと君の心を分かり近づいたと思っていたのにっ………っ………どっちが狡いんだ…
小生…なのか?小生が………』

『アルフレッド!!私は…』

『エクシードの馬鹿っ!もう君を思って苦しみたくないんだっ!
嫌だっ!!嫌だっ!!こんなっ…想いが伝わらないなら………』

近くにあった小刀を手に取り涙を流しながら呟いた………

『小生など………居なくなれば…………』

『ダメだよ!君が消えたら…………』

慌てるジョーカーを見つめながら視界が歪み目を閉じた………
コレで楽になれるなら………
1/8ページ
スキ