『何かが変わった世界で………』エクシード&プロトジョーカー

私が迷っているとギルトが手を握ったままギュッと私を抱きしめた。

『…どうしたらいいのか、分からないのはお互い様なんだ…小生も君に…エクシードにどうすればいいのか今だに分かっていない…側に…側に居てくれるだけでは…ダメなのか?』

ギルトがアルフレッドと同じ口調で話しているとあの夜のアルフレッドを思い出した
私は応えるようにギュッと抱きしめ返した。

『"ううん、十分だよ…アルフレッド。
私…もう十分アルフレッドにはしてもらえていると思っているんだ…ありがとう…忘れないでいいって…ずっとアナタを思っていても良いって言ってくれて………好きです…アルフレッド様…ずっとずっとアナタを………"』

(…我は何を見せられて……………いや、1番困っているのはギルトか?
………??????ギルト?何故そんなに優しい表情でプロトを見ているんだ?)

答えは返ってこない…良いんだ…コレで……。
ふとギルトを見るといつもの笑顔とは違ってまるで本当にあの時のアルフレッドみたいな表情をしていた。

『あぁ…忘れないでくれ…小生も君をエクシードを愛している事を忘れない。
ありがとう…今日も小生を思っていてくれて…』


(そうか…ギルトはエクシードを好きになったと自覚した後のアルフレッドだからか…………)

遠くに居るディストピアが不思議そうにこっちを見ながら
いつもの笑顔で笑っていた。

『"どんな世界に居ても私はアナタを愛してそして…"』

『ッ!!お願い!!プロトっ!もうそれ以上言わな…』

『良いよ、言って…お願い…君の本音が知りたい。』

エクシードが瞬時起きてきて私を止めに入ってきたけど
すぐにディストピアに止められた
私はギルトのお願いをピアスが聞いたので先程の続きを伝えた。
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