『何かが変わった世界で………』エクシード&プロトジョーカー

この間プロトが何かアルフレッドに呼ばれて海辺に向かって行ったから後を付けて見ていたら…………
半両想いみたいになっていて…ショックだった。

『……アルフレッドは…まだ私を好きでいてくれていた。』

いや、アレはプロトの為に言った彼の優しさだと思いたい。

『"エクシード!ここに居たのかい?探した…"』

『うわぁぁっ!ってプロトかい!ビックリしたじゃないか!もぅー!!』

『"ご、ゴメンね!!今度からはちゃんと前から話すね!!"』

困った表情をしながら私が怒ったのにも関わらず苦笑いで済ませたプロトは大人だなと思った。

『というか…私を探していたのだろう?何かあったのかい?』

『"あっ!そうなんだよ!実は………
ディストピアとギルトにお菓子を作ったのだけど…
2人からあまり味が好みではないと言われてね?
エクシードなら分かるかな?と感じ聞きに…………"』

『…君なら分かる筈なんだけどね?ジョーカーよりも私にと近いのだから…アルフレッドの好みを。』

『"…エクシード?"』

何で何でこんなにもイライラしているんだろう?
プロトに八つ当たりしても解決などしないのに…………

『何でっ!何で…お前がアルフレッドと分かり合えているんだよっ!私が私が1番彼を…アルフレッドを知って愛しているんだっ!ふざけるなっ!っ…………』

『エクシード、もう止めなさい。』

『そうだぞ?プロトを責めても何も変わらないだろう?』

『"ディストピア、ギルト…………?"』

私がプロトを責めているとディストピアとギルトが現れ
私の左右に立って手を握ってくれた。

『でもっ…アルフレッドっ…』

『大丈夫だ、エクシード。
我は約束しただろう?お前から離れないと…』

『小生の心はエクシード、君でしか埋めれないんだ
笑っていてくれ…エクシード、涙は君には似合わない。』
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