『君と過ごした想い出を……』プロトジョーカー×アルフレッド

彼の言葉が今なら分かる気がした
愛している、君の事が好きだった、今なら互いが気持ちが合うから共に歩もう…………何一つ小生は彼に言えず暫く悩んでいた。

『"今はジョーカーやグレー様、ダークが君を幸せにしてくれているから…"』

スッと彼は満足したのか来たときと同じ表情で笑って友の隣に立つ側近を演じた。
エクシード…お前はそれで良かったのか?

『エクシードは…』

『"私は…大丈…"』

『お前が良くても小生は嫌だっ!!こんなっ…』

『"ありがとう…今の君なら私は真っ直ぐ君を見ながら笑って隣に立てていたのかな?と思えるよ…時というのは残酷だね…アルフレッド…"』

彼の切なく囁いた言葉が波の音で消えた…
穏やかな彼が海を見ながら目を閉じ一筋の涙を綺麗に流していて………

『"私は…アルフレッド様、アナタを愛していました…いえ今も愛しています。
…………私はエクシードの過去の記憶しか無い
アナタに恋をしながら思いを伝えれなかった彼の記憶しか…
愛しています…アルフレッド様…ううん、アルフレッド…
大好きだよ…あぁ…もう少し早く言えば良かった…"』

止まらない涙を必死に手で拭きながら彼は小生に対する想いを伝えている…

『エクシード…………』

『"アナタが大好きで今も愛しています!!
ずっとずっと、コレからも想い続けてると思う!!
アナタは私の知らないところで幸せでいてください!!
私は…君が…幸せなら………もう………"』

『お願いだ…エクシード…本当の事を言ってくれ…。』

小生に想いを伝えて去ろうとする彼を止めた
腕を掴み引き寄せて抱きしめた
やっぱり…彼は身体を震えさせていた
力強く抱きしめながら伝えるとピアスの効果で彼の
本音が聞けた。

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