『君と過ごした想い出を……』プロトジョーカー×アルフレッド

『"綺麗…っ…アルフレッドっ…私…"』

『エクシード…小生も君の事が大好きだ…
ありがとう…今でも小生を愛してくれて、側に居てくれて…進む道は違ってしまったけど…忘れないでくれ、小生達はずっとずっとコレからも一緒だ。』

『"アルフレッドっ……うんっ!!当たり前じゃないか!!私しか君の隣には居られないんだからっ!!眩しいよ…アルフレッド…
君は私の今でも光なんだ………"』

キラキラと輝く小生の長くなった鮮やかな水色の髪に触れながらプロトは愛おしく握りしめて涙を流していた…
彼はあの時のエクシードだ、小生が助けてあげなければ彼は前に進む事が出来ない。

『未来のエクシードはもう、小生を見てくれていないが…
目の前の君だけでも小生は…………キャッ?え?』

『"アルフレッドのバカっ…私も…彼も…君をずっとずっと愛しているんだよ?私達の初恋は15歳の私を君がスカウトしてくれた…あの時からずっと…でも良いんだ…私を見ていなくても…ありがとう…エクシードを私を好きになってくれて…愛してる…君しか私は…"』

そんな時からエクシードは…小生を…………
ジョーカー達と出会い知るエクシードが小生に隠していた
小生に対する愛という気持ちを…………。

『あぁ…小生もだ。
ほら、今日は君の為に来たんだ…本当は何かしたかったんだ?したかったことをしてごらん?』

優しく微笑みながら伝えると彼は笑顔になり小生を抱き寄せる力を強めた。

『"わ、私にはもう十分なくらいだよ…
側に君が居るだけで…私を見てくれているだけで…"』

…?元のエクシードはこんなに欲が無かったのか?
小生が早く気付けば彼みたいになり今のエクシードにはならなかったのか…
彼の見えない所で過去の自分自身に対する怒りを覚え握りこぶしをした。
綺麗事だけでは人を幸せには出来ない…
あぁ…そうだな、エクシード。
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