『それは私ではないから…』プロトジョーカー×ディストピア+???

私の手を握りしめる彼の手が震えていたけど力強かった
あの時を思い出した…私はあの時に伝えれなかった言葉をギルトに伝えた。

『"ありがとう…うん、ゴメンね…分かった。
アルフレッド…君が言うのだから私は………"』

『大丈夫だ、もう…君を悲しませる小生は居ない、エクシード…愛している。』

『"うんっ…私もだよ……アルフレッド………"』

−−−−−−−

『で?何でプロトがここにいるんだい?ディストピアは?』

『まぁまぁーエクシード、今日は彼も一緒にご飯を食べたいみたいだから…ね?』

『アレから君の大切なアルフレッドには手を出してないよ?ギルトも何で…』

『すまないな…エクシード、小生は彼も君だと感じているせいかほっておけなかったんだ。』

『ッ………アルフレッド………全く君はやっぱり馬鹿だね…
そんな所も大好きで許してしまう私も愚かだなって感じるけどね……仕方ないな、ギルトに免じて暫くは居て良いよ!!
正し、元気になったら帰ってあげなよ?グレーさん寂しがるからね?』

どうやらギルトが説得してくれたおかげで私は暫くはここに居れるらしい…
好きな人の近くに居られている二人が少しだけ羨ましくもあり私が願っていた事でもあったのが叶った幸せな気持ちになった。

『"エクシードは最近はどうだい?ギルトを息子にして…
幸せそうで…"』

彼らを見て笑っていた顔が強張った気がした………
ダメだ、私はエクシード…彼の過去なんだ…未来の彼を羨ましがるな!!
ダメだと感じ下を向くと両手をギルトとエクシードに握られ優しい表情をされた。

『プロト…いいや、過去の私…苦しいんだね?そうだよね…だってアルフレッドは私が手を離してから気持ちに気付いたんだからね…でも、もう苦しまなくて良いから…君も私だからね…大丈夫…今だけは泣いていいから…』

『エクシード…それは言い過ぎ…ま、それは事実だからな…
すまなかった…何度君達エクシード族に謝っても我々アルフレッド族は足りないと思う…だから彼が出来なかった謝罪とこれからの事を小生にさせて欲しい…』
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