『それは私ではないから…』プロトジョーカー×ディストピア+???

『プロト…ちょっと良いか?』

この日何故か私はディストピアに呼ばれ彼の話を聞いていた
アレからエクシードは彼を大切にしているようで安心した。

『"良かったよ、君が笑顔で!!ん?どうした………"』

『…エクシード、無理はしないでくれ。
我の前だけでも泣いても…………』

ニコッと笑いながら話していたらディストピアがアルフレッドと同じ声色で私を慰めだした…
別に哀しくは無いよ?私が幸せなら君たちが幸せなら………

『"ッ………あ、あれ?どうして…涙が……キャッ?!ディスト…ピア?"』

『感情を消したいくらいお前は今無理をしている…
我は哀しみが感じ取れて見えるから分かる。
グチャグチャになっている感情を出して………笑ってくれ………』

そう言われ涙を流しながら彼を見つめると彼も目の下に痕を付けて笑っていた………
笑いながら泣いている?私の…………せいで………?
涙が止まらない中で落ち着きながら考えているとディストピアはギューッと私を抱きしめだした…
一瞬硬直した後慌てて彼を引き離そうとした瞬間ふとあの時がフラッシュバックした
違う…私はっ…私は………エクシードじゃない………
ネルトリンガーに操られ狂いながらアルフレッドに剣を向けた時を走馬灯のように思い出す………

『"ち、違う………私はっ…エクシードじゃない………
アルフレッドッ…私……私はっ………"』

『分かっている…大丈夫だ…我が…側に居て………』

『"くれなかったじゃないかっ!偵察に行く私をっ…止めてもくれなくてっ!止めてほしかった!止めてくれたら……
ッ…違う…アルフレッド…違う………私が…私が…悪いんだよ……あの時…君の言う事を………いやぁぁっ!助けて……ッ………私が…私は………誰なんだぁァっ!!"』

頭の中がグチャグチャになり思考が定まらない私は…私は………誰なんだ………?
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