『伝えたい言葉はもっと優しい言葉で………』闇エクシード×ディストピア

私がエクシードにそう伝えると私の横を通り過ぎて彼の居る部屋へ向かった。

『"全く…素直じゃないね…二人共…"』

『だな?だから小生も心配なんだ…』

『"ギルト?来ていたのかい?"』

『二人が心配でね?でも、もう大丈夫みたいだから安心したよ…ありがとう…プロトジョーカー。』

『"…そんな良い事をした訳じゃないよ?アルフレッド様の部下だから当然の…"』

『ありがとう…我が側近エクシードよ、大義であった。』

『"…お褒め頂き光栄であります、アルフレッド様。"』

二人にしか分からない会話を私はギルトとした…………。


----------ディストピアside

プロトジョーカーが誰かの足音に気付き我の頭を優しく撫でて外に出て行ったきり帰って来なくて………

『待っててねと言われたが………』

ふとフラッシュバックする
我はまた彼を…エクシードを待つのか?嫌だっ…
スッと、立ち上がり扉へ向かう…もう…失いたくないんだ…
扉へ手を伸ばし開けようとした瞬間勢いよく開き驚いた。

『ッ…キャァァッ!!………ってエクシード?』

『よかった…本当に居た!ディストピアっ!ゴメンね!!私が悪かったよ!ゴメンね!!』

力強くギューッと抱きしめられていて彼の温もりを…光を感じる…手が震えていて今ここにエクシードが…彼がいる事を信じれなくて………彼は我を追いかけて来てくれたのか?
彼は………我を……先程まで流せなかった涙が流せている事に気付いた…

『エ…エクシードなのか?』

震えた声で問いかけるといつもと姿が違う彼が笑って答えた…
そうだ…彼は彼なんだ…………他の誰でもないエクシードなんだ。

『ディストピアッ…私はディストピアしか好きじゃないんだ!!ギルトは息子だし…アルフレッドはもう……』

『…良いんだ、もう…大丈夫だ。』
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