『ありふれた日々の記憶』ジョーカー×アルフレッド+エクシード

『う、嬉しいッ………た、例え夢でもよかったんだ……
あぁ…小生もお前を………ンンンっ!!!………ッ…………』

夢か………夢ならコレくらいしても許されるよね?
私は喜びに打ち震えている彼にキスをした………
彼は目を閉じて私を感じていた。

『ッ…夢だからね、全く…明日目覚めたらジョーカーに謝っておきなよ?私は知らないからね?』

『うん、分かった………エクシード……』

『何だい?まだ何か…………』

『………" "!!』

『?…馬鹿だな、やっぱり君も……
こんなに涙を流してまで………』

呆れて彼から退いて後ろを向いて会話していたら彼が私を呼ぶからその声に気付き振り向いたが溢れかえった涙を流しながら彼は何かを叫んで疲れたのか気を失ってしまった…
叫んだ声は叫び声だったのにも関わらず私には聞こえなくて
一体何を叫んだのかは分からないままだった…………。

『…ゴメンね、アルフレッド。
君の過去をメサイアの光で救えても………
君自身が救えていなければ何にも意味はないよね………』

泣きつかれた唯一無二の友を支えてベッドへ寝かせる
良く酔いつぶれた彼を寝かしていたなと思い出しながら笑みを零しているとドアが開きジョーカーとディストピアが見えた。

『ジョーカー、終わったよ…』

『うん、悔しいけどエクシード君じゃなきゃダメだと感じたから任せて………ッ………』

『大丈夫だ…ジョーカー。
ありがとう、その気持ちだけでも我は救われたから…
迷惑をかけたな…。』

ディストピアが兄の使命をしているのは分かってるけど流石にジョーカーの涙を指で拭おうとしたから思わず手を握りしめた
彼はビックリした後私を見て照れだしそして笑った。

『エ…エクシード?』

『ゴメン…なんだか嫌な気持ちになった。』

『私達は兄弟だから普通にディストピアは涙を指で拭おうとしただけだよ?全く…』

ディストピアが涙を拭えなかった為自分自身でハンカチを出して涙を拭いていたジョーカー
ディストピアはと言うと私を見ていて照れていたがすぐに哀しそうな表情をしたかと思うとアルフレッドの元へ行き手をかざしていた…

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