彼は自分自身の気持ちがぐちゃぐちゃになっていて今かなり戸惑っている…

『ダ…メ…なんだっ…エクシードには…ディストピアが居て…小生には………』

『ん？君には今私しか居ないじゃないか？私にも君しか………』

『違うっ！エクシードが言ったんじゃないかっ！
もう…全てが遅く………ッ………過ぎ去った過去だとっ！
小生が君をどれだけ待っていたかッ………何も知らないでッ………』

今…目の前で起きていることは夢か？
いや、私を慰めるためにディストピアが演じてくれ………
何で何で君が私を思って…………泣いているんだい？
ギューッと胸が締め付けられる思いにかられる
君を好きな私と君を憎む私が交差して……………

『皆ッ…皆ズルいんだっ………小生だけ小生だけ…………
後から後からこんなっ………』

『ッ…煩いっ!!本当今更だよっ！君も私もっ！』

『エ…エクシード………??』

『じゃあ私は何をしたらいい？君の側で恋人をすれば良いのかい？キスより先を感情が無い事を今スれば良いのかい？
過去に囚われているのがお前だけだと思うなよっ！
もう…うんざりなんだよ………』

いつの間にか涙を私も流していた言いたくない…こんな気持ちじゃない…アルフレッド………ゴメンね………
苦しい苦しい…………だけど嫌じゃない………憎い憎い…
けど君を私は今も………………

『愛しているんだ………アルフレッド…………君を…………』

届かなかった愛の言葉をまた私は届かないままアルフレッドに伝える…………………

『エクシード………あぁ………小生もだ……………』

君も私と同じで届かなかった思いを噛み締めながら返事を返し答える
互いに涙を流しながら過去を悔いて………
前に進むしか無いんだよ…アルフレッド…君も私も……。