『過ぎてしまった時間を互いに後悔しながら…』闇エクシード×アルフレッド

まるで映画の中に居るような感覚で夢にまで見たアルフレッドと会話をしている…………
片方の手で彼を引き寄せてもう片方の手で包み込むように片方の耳を塞いで彼の自由な耳に囁いた。

『私が忘れられないならずっと私を忘れなければ良いんだよ?忘れなくていい…ずっと覚えていて、私も君を忘れない………ずっとずっと覚えているから…愛しているよ…アルフレッド…』

『…ッッッ!!!!』
(あぁ…エクシードの…………嘘でも良いから聞きたかった………
この日にしか頼めないこの言葉を………)

ふと彼を見ると涙を浮かべて喜んでいるのだけど………
瞬時に目を閉じて笑って涙を流しながら何かを噛み締めていた。

『…コレだけで良いのかい?アルフレッド?』

『あぁ…コレだけで…キャッ?エクシード?
ダ…ダメだ…これ以上されたら君を本当にッ…………ん゛ーっ?!ンっ………んんっ………』

お前が良くても私は良くない!!やっぱりバカな元王様だ!
と私は感じたから勢いよく草原の地面に押し倒して大胆なキスをしてやった…
何度も角度を変えて彼の抵抗を阻止していくと彼は最初は焦りながら止めていたが急にうっとりして困ったような嬉しいような表情をした後私のキスを受け入れた。

『ッはっ…ざまあみろ…バカ王がっ………』

勝ち誇った表情で私が笑っていると彼は自由になった両手で顔を隠して溢れる涙を止めていた…

『ッ…………バカ………なのはっ………どっちなんだっ………
エクシードッ…………ーっ!!!』

声にならない声で何かを伝えているんだけど
彼の言葉が聞こえない……

『好きなんだっ………今更なのにっ……エクシードッ…
君が…君のことがっ………も、もうっ…遅いの………ん゛ーっ!!!
ふぁっ…ダ…ダメっ…こんなっ……キス…ッ…しないでぇ……』

私を好き好き言って泣いているアルフレッドが可愛くて思わずまた深いキスをしてしまった…
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