『夢うつつの中で……』グレー×アルフレッド

綺麗な涙を流しながらエクシードは泣いていた
あぁ…ジョーカーが何故"約束"に拘りを持っていたのか?
ギルトが"自分と相手を忘れない約束"をしたがるのか?
ディストピアが"エクシードを失う恐怖で泣きたい程狂う"のか?
全てこの二人の関係にあったんだな…と理解した。

『ありがとう…どんな形でも私を覚えていてくれて………
あの時孤独な私を助けてくれて…君はずっと私のコレからも"光"だ…輝いていてアルフレッド………いつかまた私が孤独になったらあの時みたいに私の道をその光で照らして欲しい……今度は離さないように抱きしめて歩くから。
約束するよ…私も君を忘れない………どうか良い想い出として思いだして…………』

エクシードはそう言うとメサイアの力をアルフレッドに与えた…
優しく笑いながらアルフレッドの隣で寝転びそして一緒に寝だした。
その姿を黙って見ている俺は何だか暖かい気持ちになった。

『コレが今のエクシードの感情か………起きてるときにアルフレッドに言ってやれよ…馬鹿だな…本当に…。』

笑いながら布団を被せる
スヤスヤと眠る二人はどことなく幸せそうで………

『さてと……夜にまた来るか!ゆっくり寝ろよ?
良い夢をな!!』

−−−夢うつつの世界で見たのは孤独な英雄が僅かに持っていた希望という名の光だった

END
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