『夢うつつの中で……』グレー×アルフレッド

あぁ…願うならあの頃に戻ってお前と……………

−−−−

『あーあ…最近アルフレッドは上の空だからなー昼間に来ても相手にされねぇんだよなー』

俺はこの日昼間アルフレッドに会いに廊下を歩いていた。

『…今日はそんなマイナスのオーラ見えねぇな?
おーい!アルフレッドー?入る…………うっわ!またか!』

ドアをノックして中に入ると机に大量の酒の瓶があり
近くには…やっぱり居た!!泥酔状態のアルフレッドが居た…

『アルフレッドー?大丈夫かぁ?』

ユサユサと体を揺らすと薄っすらと目を開け表情が無表情なままアルフレッドはふらっとして起き上がり再び酒を飲み始めた…
相当キてんな?コレは………。

『アルフレッド?俺だ!!分かるか?』

『ッ………』

俺の顔を見たアルフレッドは泣きそうな表情をしたそんな泣きそうな表情のアルフレッドが何だか切なく見えた
エクシードに対する後悔と罪悪感…
ギルトを作って知ったアルフレッドの今の感情だ。

『分かった…何も言わねぇから…んな悲しい表情するなよ。』

『…グレー。』

『おっ?やっと俺って分かったか?流石アルフレッドだ……………うわっ?大丈夫か?』

コレは何も聞かない方が良いし言わない方がいいと感じ黙って彼を抱きしめてやった…
するとギューッと力強く抱きしめ返してきて思わずビックリしてしまった。

『エクシードッ………もう…遅いなんて…ダメだなんて…
言わないでッ…………小生はっ…………』

『アルフレッド…………』

目を力強く閉じてるがかなり泣くのを我慢している…
コレはエクシード自体を呼んで解決するしかないか?
と考えていたらアルフレッドが震えながら泣いていた。

『ッ…………クッ…………ぐすっ………』

声を殺して泣いているアルフレッドが見ていられなくて
俺は自身の能力でエクシードに見た目を変えて彼の思うエクシードを演じてあげることにした。
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