『君との約束』 闇エクシード×ギルト

『ギルトーちょっと私に付き合ってくれるかい?』

『…ん?どうしたんだい?エクシード?』

私はこの日ギルトと二人で話しがしたくてディストピアに許可を得て屋台の近くの砂浜で会話をする約束をしていた。

『だ…ダメ…かな?』

『いいよ、エクシードの頼みだからね!!』

意外と彼はすぐ承諾してくれて私達は屋台の近くの砂浜に早速向かった。

『あー!流石に春前だから少し寒………』

春先の海辺を堪能しているとギルトが切なく遠くを眺めて海を見ていた…………

『…?エクシード?どうしたんだい?あぁ…綺麗なう………エクシード?』

『ッ…そんな辛そうな表情をしないで…………もう、私が居るじゃないか!君には私がっ!』

泣きそうな声で叫びながら彼を抱きしめたギルトと居て分かったことがある
この子はディストピアと違い感情を上手く出せないように作られている…
片手でギルトの手を力強く握って彼を見つめた。

『うん、そうだね…君が…エクシードが居てくれる。
ありがとう…エクシード、小生の側に居てくれ…て…』

ギルトの声が震えていたような気がした
気が付くとギルトが私の頭を撫でていてそこから感情を伝って涙を流してるように見えた…
ディストピアとは違いギルトは涙が流せるがやはりコントロールは出来ない
不思議がる私を見ながらギルトはニコッといつもの表情をして笑った。

『エクシード、小生は大丈夫だから…大丈夫…だよ?』

私に向けるそのギルトの優しさがまた彼の辛さを語っているようで更に辛かった。

『ギルト…ううん、アルフレッド…
私は君の側に居るから…泣かないでくれ…』

ギルトにアルフレッドを重ねて呼ぶとディストピアと同じように彼の表情が変わった…
あ…この表情は……………………………。

『…小生は代表だからな、しっかりしないと…エクシードにも迷惑がかかるな…』

そう、全てを我慢する時のアルフレッドだ…………。
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