『勿忘草が咲く頃に……………』闇エクシード×アルフレッドギルト

コレはとある冬が少しだけ通り過ぎようとした日の話…

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私はこの日屋台を終えて帰り支度をしロイパラに帰宅をする予定だった…
ふと誰かに呼ばれたような気がして自然と勿忘草が咲く草原に向かい私は歩き始めた。

(彼に似た声で私の名を……………)

長い道を抜けると夜なのに月明かりは綺麗で…
ふと人影が見え近づくと勿忘草の花畑に一人立つ青年は
振り向き私を見て切なく笑い呟いた…

『エクシード…そうか、小生は…』

雰囲気と声は私の知る彼に似ていて、でも何か違うと感じた…。

『君は…アルフレッドなのかい?』

彼を見つめながら問いかけると彼はアルフレッドに似た笑顔で答えた。

『あぁ…小生はアルフレッドだ…』

『君はどの時のアルフレッドなんだい?』

『小生か?小生は…エクシード…君に恋をした時のアルフレッドだ。』

優しく笑いかけながら話す彼がこの間会って私がさようならを伝えた時のアルフレッドに似ていることを思い出した…

『ごめんね…小生が何も気付いていなかったから…
君があの時小生に後悔をしてでも覚えていてと言ったからずっと小生は…………』

『止めてっ!何で?何でなんだい?私はアイツに後悔をして欲しいだけなのに…君や…ディストピアが後悔をして私に謝るんだい?君達は悪くないのにっ………』

謝りを告げた青年を私は止めた
この青年も、もしかしてグレーさんが作った子ならきっと何かの縁で私が会ってしまったのだから
アルフレッド本人ではない彼を…私は責めることは出来ない。

『…優しいんだね、エクシード。』

『笑って居て…お願い…君は悪くないんだ…』

空笑いで誤魔化す所までアルフレッドに似ていて見ていて辛かった。

『…君の名は?』

『ナイトトラップトインザパースト・アルフレッドギルト…』

はぁ?長っ!!長すぎるよ!!"ト"が大渋滞しているじゃないか!しかも!私は覚えれても他の方は覚えられないじゃないか!
と叫びたくなった気持ちを押さえて彼に話し続ける。

『ギルトだね?過去に囚われし罪悪感のアルフレッドか………』


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