『後悔と罪悪感の中で…』グレー(セラス)×アルフレッド

ふと気になりギルトに聞き返してしまった
ギルトはまた感情を押し殺しているような表情をして答えた。

『小生はコレで…良いんだ。
エクシードを忘れないまま…このままで良いんだ。』

勿忘草の花言葉は《私を忘れないで》
あぁ…この気持ちとエクシードとエクシードを愛した小生を忘れてはいけない…そうだな。
ギルトを抱きしめて頭を撫でてあげた…

『ありがとう…小生も忘れないからな…』

『うん、大事にしてあげて欲しい…彼が教えてくれた感情を…………さぁ、アルフレッド……そろそろお別れの時間だ。
また会えたら会おう…またすぐに会えるよきっと…小生と君は同じアルフレッドなんだから……………』

『ギルトっ…』

『またね!!』

ニコッと笑いながら小生に手を振る彼があの日のエクシードに見えた
また会える…そう言ってくれたから小生は手を振り返して笑顔で別れた。
目が冷めて起きるとベッドの上で外は夜になっていた…

『おっ?起きたか?』

『グレー…そうかもう夜になっていたんだな?』

いつの間にか寝ていたらしく何だか頭がスカッとはしていた…
アレは夢だったのだろうか?

『俺が来たら急に寝てるからよー全く、体調管理はちゃんとしておけよ?心配…うわわっ!アルフレッド?』

『あぁ、すまなかった。気をつける…』

心配してくれたグレーの体を抱きしめた
温かさが伝わり泣きそうになる自分自身を抑えているとグレーが頭を撫でて優しく小生を宥めてくれた。

『泣きたい時は泣け…我慢なんてするな、大丈夫だ…誰も見ていない。』

グレーの優しい言葉に小生は声が出るまで泣いた
エクシードに対する気持ちと夢の中で出会った青年の気持ちが混ざって枯れ果てたと思っていた涙をまた流させた…。

『ったく、仕方ねぇ奴だなぁー』
(ちゃんと泣けるじゃねぇか…心配して無駄だったな?)

『ぐすっ……めいわ…くっ……かけて……』

『気にすんなって!!俺がこうしたいからしてんだよ…
どんなアルフレッドでも俺は大好きだからな?』
(すげぇ顔だな?余程我慢してたんだな?)
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