『誰のモノでもない君を私は愛する』闇エクシード✕アルフレッド

『…約束通り来たんだな?』

『今なら君は私だけのアルフレッドだからね…
やっと君が私のになったんだね。』

草木が心地よく鳴る草原に今私とアルフレッドが佇みながら話している
この間の約束を守ってくれて私と彼だけの時間が出来た
一時の空間だけど私は今…彼を感じている。

『当たり前じゃないか…もう、約束は破らないと…エクシード…?』

『うん、ありがとう…今日はちゃんと君を堪能させてもらうよ…』

ニコッと笑いながらアルフレッドに伝える
私と彼しか居ない空間に自分のドキドキと鼓動する胸の高鳴りが聞こえる
彼も今同じようになっているのかな?とさり気なくギュッと手を握ると彼も握り返してくれた…
心地よく鳴る草木と彼の光と合わさるように温かい太陽が過ぎ去る時間を止めてくれている気がした。

『小生はずっとお前を守ってやれ…』

『いいんだ、今はそんな話なんて…』

『そうか…じゃあ…エクシード、もう一度我に着いてきてくれてありがとう。』

『…うん、当たり前じゃないか私は君の…………』

言葉に詰まった私は彼にとってどういう存在なんだろうか?
やっぱり唯一無二の友かな?
それとも……………

『今は我はお前のなんだろう?じゃあ…何になりたいんだ?』

優しく手を握って私を真っ直ぐと見つめているけど
穏やかな表情の彼に問いかけられた…
何に?さぁ…何になりたいんだろうね?私は…。
目を閉じ苦笑して悩んでいると彼がギュッと抱きしめながら伝えてきた。

『恋人か?夫婦か?』

『別に…どちらじゃなくてもいい…もう私には………』

『そうか…なら、我を好きにするか?』

ずっとアルフレッドを好きにしたかった
でも、叶わないから諦めていた
今叶おうとしている…………
手を彼の背に回し抱きしめ返した
自然と涙が溢れ止まらなかった。

『簡単に言わないでっ!君はそうでも私は…………』

言いたい言葉はコレじゃない!!違うのに彼を責めてしまう
ふと身体を離して彼の表情を見つめると優しく穏やかな表情で私を見つめていた…
そうだね…君はそういう人だったね…だから私は君を…。
1/6ページ
スキ