『君を想う私の…』闇エクシード✕アルフレッド

少し離れてサラサラの金色の髪に触れる
頬に触れ目を見つめる彼はいつもは眼鏡をかけていたが先程私が蹴ったせいで床に落ちていた眼鏡を拾い彼にかけた…
自然と愛おしい気持ちが溢れ出し笑みが零れる。

『…やっと、ちゃんとエクシードお前の顔が見え………ンッ…ッ…!!』

泣きそうで嬉しそうな表情をしたアルフレッドを押し倒すようにして私はキスをした…
アルフレッド…アルフレッド…アルフレッド…っ…
心の中で何度もアルフレッドを呼びながら私は今この時を堪能する。
また時が過ぎれば私達は友に…何でもない代表と側近に戻るだけ…

『ッ…アルフレッド…今だけ…今だけで良いから私のアルフレッドで…いて…。』

『分かった…今だけはエクシード、お前だけの小生だ。』

近くに寄り添い彼に再び抱きしめてもらう
コレだけで良いのか?と彼は聞くけどコレだけでも十分…
彼の温もりを彼の心臓の音を…今だけは私は聞いていられる…
過ぎ去った時は戻せないけど、彼が私を見てくれている今と過去を大切にしたい…
どれくらいの時が過ぎたのだろう私はアレから暫くアルフレッドの胸の音を堪能していた…

『エクシード?』

声が聞こえて顔を上げると優しく少し困り顔の彼がいた
あっ…と思い起き上がり彼を起き上がらせてあげた。

『…。』

『また、時間を作ってあげるから…小生に会いに来てくれないか?待って…いだだだっ!』

ボーッとする中でアルフレッドが時間を作るからまた来いと言い出したから腹が立ち思わず頬をつねって引っ張った。

『…アハハ、情けない顔だね?仕方ないな馬鹿な友の頼みなら…また来ようかな。
…ワガママが効くならまた君をその時だけ貸して欲しい
誰のモノでもない君を…。』

フッと笑いながらアルフレッドに伝える
アルフレッドは何かを察したように優しい表情で私の頭を撫で答えた。

『あぁ…また来て欲しい、君だけの小生に会いに。』
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