『愛に似た愛憎をアナタに…』エクシード×アルフレッド

『…はぁ。』

ため息をつきながら私は今呼ばれた部屋に向かっている
どうやらアルフレッドが何か用があるみたいだ。

『可笑しいな…今日はダークの元に行くんじゃなかったのか?うーん…』

頭を傾げながらアルフレッドの部屋のドアを叩く暫くするとガチャッと音がして部屋の主であるアルフレッドが出てきた。

『エクシード!!待っていたぞ?』

私が来ただけで満面の笑みを浮かべるアルフレッド…
嘘つき…どーせ暇で呼んだくせに…………
柄にもないマイナス思考を私は頭の中で思い浮かんでいた。

『で、用事とは?君が呼ぶなんて…………』

『いや、たまには他愛もない話でも…と。』

…お前とは違い私は忙しいんだ!用がないなら帰るよ!と言いたかったが我慢した。
…………………?ふと感じたこのモヤモヤな気分は何だろうか?
アルフレッドに案内されソファに座る
軽く水が出されて前にアルフレッドが座った。

『何…本当他愛もない話なんだが…』

じゃあ帰らせろ、私は……………私は?

『エクシードとダークは双子なんだな?小生とアーリーみたいな感じなのか?たまに仲良く話し…………』

『…別に仲良くなどしてない。』

無意識に低い声でアルフレッドに答えを返した
自分自身でも驚くとアルフレッドも目をパチパチとして驚いていた…

『…そ、そうか?小生にはそう見えただけなんだな?
すまなかった…あっ!そう言えば、記憶が戻って…………
エクシード?』

アルフレッドの表情が驚いたままで少し警戒するような表情に変わっていた
私の頭の中で徐々に囁かれる言葉に頭を私は抱えていた…

『ん?どうしたんだい?アルフレッド?』

明るい声を頑張って出すとアルフレッドは心配して私に触れかけた
瞬時手で弾き返す私…な、何で?

『…大丈夫か?エクシー…『に見えるかい?大丈夫ならこうはならないよね?あぁ…君が居るからか…』

私は…何を言って…………
自分の意志とは関係なく動く口を塞いだ
違う違うこの言葉じゃないアルフレッドに言う言葉は…

『っか何のつもりで呼び出したんだい?用がないなら私は帰りたいんだけど?』

『エクシード…小生…何か悪いこと…』

『自覚しろよ!いい加減!!私がどれだけお前に合わせてるか分かっているのかっ!!』

徐々に薄れていく私自身何故?何でアルフレッドにこんな…
心の中で手を差し伸べたけど届かなくて私は気を失った。
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