『唯一無二の友から恋人になりたくて…』エクシード×ディストピア

エクシードSide

ディストピアさんは涙を流せないと彼自身が言っていたのに
手を握りしめて幸せそうに笑う彼は笑顔で嬉しそうに
涙を流していた。

『アルフレッド…やっと、私を…護りきってくれたんだね…
ありがとう…私の…愛おしい王よ
この身一生涯貴方に尽くします…我が王アルフレッド。』

願いを込めて光を入れる
あの時のアルフレッドがやっと笑ってくれた
良かった君がやっと私の前で解放されたんだね…
そっと彼から離れて横に座り頭を撫でてあげた。

『…我は…子供じゃ…ない…………』

力ない声で寝ながらでも呟くディストピアさんを見ながら
微笑む
眉間にシワ寄せてムッとして…クッ………かわいい…………
ずっと側近として君を王として認識してしかいなかったけど
今ならダークの気持ちが分かってきた気がするよ
あぁ…相当私も悪趣味な思考があったんだね…今頭の中の君が危ない事になっているよ…せめて純粋に見たいから精神を落ち着かせよう…………………。

『首輪付けて耳付けさせるのだけは王として彼が可哀想だから止めてあげたいね…………』

血は争えないと言うけれど………コレはファントムブラスター側の趣味なのかな?
まさか…ソウルセイバーじゃないよね?
目を閉じ大きなため息をつく
彼は純粋に恋がしたい筈!!純粋に…純粋に…

『結婚式は挙げたほうが良いのだろうか?』

うーんとしながら悩む…
そのまま彼が起きるまで私はずっと隣に居た。

やっと君はあの日から解放されて前を向いてくれたね
大丈夫!!もう、私も君から離れないから………
この日やっと私と彼は唯一無二の友から恋人になった。

END
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