『本当の気持ちは…………』 グレー(セラス)×アルフレッド

ズルい…そんな表情をされたら認めるしか無いじゃないか
アルフレッドの事が……………アルフレッドの事を…………

『好きだ…愛してる。』

『あぁ…小生もだ。』
(やはりこのドキドキとする気持ちはグレーに対して…………)

『ゴメンな…俺、まだ…………』

『大丈夫だ、気にしなくていい…待っているから…』

『…やっぱ俺達は、その…』

『グレー、小生はグレーが大好きだぞ?
グレーは違うのか?』

キラキラと光りながら俺に話しかけるアルフレッド……
あぁ…綺麗だな…………やっぱ…………。
手を差し伸べながらアルフレッドの頬に手を当てるとアルフレッドはギュッとその手を握ってくれた。

『…あぁ、俺も…アルフレッドが大好きだ。』

俺は今君の前で上手く笑えているだろうか?君の思う…君が知る俺になれているだろうか?

『ッ…』

涙が止まらない何で涙を流しているのかどうして俺はアルフレッドに想いを伝えたのか
この感情は…………………………

『今日も来てくれてありがとう、グレーが来てから毎日が楽しくてな…』

『そんな…俺だって…毎日夜が楽しみで………』

『いつしかお前を待つのが…………愛おしくなったんだ。』

驚きと嬉しさでどうしたらいいか分からなくなった
初めてだったこんな気持ちは…………。

『…俺も…会いに行くのが…楽しみになった…………』

『同じだな!小生と!!』

『あぁ…同じだ…』

そうだアルフレッドという人はこんな奴なんだ…
ディストピアを作るときに学んだじゃないか
スッと気持ちが楽になった、もっとアルフレッドを知ってアルフレッドを好きになってアルフレッドを…………。

『良かった、グレー…やっと笑ってくれたな!』

『クハハッ…いつも笑ってんだろ……ありがとう…待ってるって言ってくれて、ちゃんとアルフレッドに教えるからな。』

『あぁ!!楽しみに待ってるぞ!!』

そしていつも通り朝まで会話をして朝になり俺はロイパラからブランドゲートに帰る時間になった。


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