『夢見心地の良い日に……………』

『前回は夜に飲んでしまいグレーに迷惑をかけたからな!昼間に飲めば大丈夫だ!』

と只今絶好調に昼間からお酒を飲んでいる小生だが
少し酔って気づいた…

『ふぇぇっ…しまったぁ…こにょあと…会議…………』

そう、月1の会議の日だったのだ!!
情けない…小生らしくもない……………
仕方ない、このままで………

『アルフレッド?今日は会議の日だから迎えに…
って!アルフレッド?!』

『ふぇぇっ?!えくしゅ〜どっ!?』

『何で君は…………しょうがないなぁ…アルフレッド。』

小生はエクシードに怒られると思い部屋の端でブルブルと震えてしまった…
するとエクシードは困ったような優しい表情で小生を抱きしめた
温もりが小生を包み込み安心した小生にエクシードがブツブツと何かを言っていた。

『どうすれば、休ませる訳にはいかない…
ペルルさんにも、周りにも…………うーん。』

『らいじょうぶっ!ひゃんと…………あれぇ……』

『ア…アルフレッドッ!!』

スッと立ち会議に向かおうとしたらガシッ!!と力強い腕に支えられた…………あれぇ?この腕…………?

『グレぇの…う…』

『正解だけど、アルフレッド…また酔ってんのか?昼間だぞ?』
(偶然セラスで通ってエクシードが困ってるのを見て何事かと思えばアルフレッドが酔って歩こうとしてたからな…
全く、アルフレッドは頑固だな。)

グレーの腕と言う前にグレーが小生を抱きかかえて優しい声色で心配して来た
小生は大丈夫なのに……………

『えっと………セラスさん?』

『いや、俺はセラスの弟グレーだ。』

『何故アルフレッドと知り合いで?』

『実はな………………で……………だな!』
(クソ面倒くさいなぁぁっ!マジでジョーカーと同じで………あぁ…此処を似させて作ったんだったな………。)

ヒョイとお姫様抱っこみたいにグレーに抱きかかえられて小生は部屋に戻された。

『では、グレーさん…お願いしますね。』

『あぁ、さっき話した通り姉であるセラスは今日は来ないから後で報告書類を渡せよ?』

『はい!大丈夫ですよ!!ちゃんと渡し………わわっ!』

『…いつも、ありがとうな。感謝してる…』

『…は、はい。』
(私を見ているけど…違う誰かを……?)

バタンッ!!とドアが閉じられてエクシードが帰って行った
小生とグレーだけの空間になり思わず笑みが溢れた。

『フフッ…』

『呑気だなぁ〜全く、アルフレッドは。』
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