ｿﾞﾃﾞｨｱｯｸ…お前幸せになったんだな。


ｸﾞﾚﾝﾃﾞｨｵｽ
『ｿﾞﾃﾞｨｱｯｸー居るか？』

俺はこの日久しぶりにｿﾞﾃﾞｨｱｯｸの部屋に来ていた。
最近のｿﾞﾃﾞｨｱｯｸは研究をせずに息子が出来たらしくすっかり親バカになっていた。

ｿﾞﾃﾞｨｱｯｸ
『はい。居ますよ～あっ！ゾディル？！危ないですよ！』

パタパタと足音が聞こえｶﾞﾁｬｯとドアを開けたのは綺麗な長髪で毛先が紫で片方の前髪の一部が水色で目が深い緑色の…
アナザーのゼロさんにも似たちゃんと二人の子である息子ゾディルくんが俺を迎え入れてくれた。

ｿﾞﾃﾞｨﾙ
『ｸﾞﾚﾝﾃﾞｨｵｽさん、いらっしゃっ…い…です！』

頑張って迎え入れてくれた甥っ子が可愛くて仕方ない。
出会いはどうであれ、彼のおかげでｿﾞﾃﾞｨｱｯｸが変わり今がある。
俺は可愛い甥っ子を軽く抱き抱えｿﾞﾃﾞｨｱｯｸの元に向かう…

ｸﾞﾚﾝﾃﾞｨｵｽ
『ｱﾊﾊ、父親が息子に負けたなーｿﾞﾃﾞｨﾙは出来た息子だよなーやっぱりアナザーのゼロさんに似て丁寧な子だよな！』

ｿﾞﾃﾞｨｱｯｸ
『でしょう！ｿﾞﾃﾞｨﾙは自慢の息子ですよ！ｾﾞﾛも素晴らしい人です！こうやっていないときは私がｿﾞﾃﾞｨﾙを見て協力し合わないと…家族ですから！』

…キラキラと輝いた表情で俺に伝えるｿﾞﾃﾞｨｱｯｸ。
コイツ…本当変わったな。
部屋の中を片付けるｿﾞﾃﾞｨｱｯｸを見ながら俺はそう思った。