『あの日の君にもう一度会いたい』

-あの日から私はお前を忘れたことなど無いそう…あの日から。-


『ダークよ!私ついにリンクジョーカーの上になるんだ!』

『ミラージュナイト!よかったじゃないか!お前もついに国の王なんだな!?』

私はミラージュナイト、リンクジョーカー出身のユニットだ。
この日代表者が集まり次なる王を決める為に集まり会議をしていた。
そして私が王に任命され真っ先に伝えたい相手が今目の前にシャドパラの影の英雄と言われたダークだ。

『コレで私達が仲良く居たらこの世界は仲良くなって今よりも平和になるかもしれない!私が言うのだから間違いないな!』

『ああ…ミラージュナイトが言うならなりそうだな?平和に。』

私の目的は一つ、リンクジョーカーと他クランを仲良くさせて皆が笑顔で輝いている世界にすること。
王に任命されるまでに一週間ある、それまで他クランを学び友好を深めないと!

『今から他クランを勉強するからダークも手伝ってくれないか?』

『…すまない。手伝ってやりたいんだが、この後ファントムブラスター様と話しがあってな…』

ダークは影の英雄となったあの時から常に忙しくしていた。
ファントムブラスター…あの闇が強い竜だな?
一度会ったことがあり、その時は友好的な優しさがある男性だった。

『そ、そうか?ならまた明日リンクジョーカーの世界に遊びに来てくれ!待っているから。』

『…リンクジョーカーってまだ、門も出来ていないのに…』

笑いを堪えて肩が震えるダークを見ながら私も笑っていた…
ああ…こんな日がずっと続くのかと思うと幸せだなと
この時は思っていた。
シャドパラがロイパラと敵対するあの日までは…。
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