「…っ…ここは…？」

「ここはダクロ様の屋敷ですわ」

気絶していた両親は目を覚まし、辺りを見渡す。
気絶から復活していたジェーンは両親に経緯を説明する。

「そんな…その癒しの炎は…」

「使った者の命を削って、ヒトの心と体をを浄化すると言われている…」

「デイタは…死なないから大丈夫ですわ。
それよりも自分の娘としっかりと向き合ってくださいですわ」

そう言いダクロと女の子の元へ案内する。

「…ジェーンお姉しゃん、そのヒト達だーれ？ほわ？！」

「ココロ…！！」

「酷いことしてゴメンね…ゴメンね…っ…」

女の子の顔を見た瞬間に女の子を抱きしめる両親。

「…お父しゃん…お母しゃん…？」

「ゴメンねっ…ココロ…」

「っう、うぅ…会いたかったよぉぉっ…」

両親の胸の中で大粒の涙を流す女の子。
ジェーンとダクロは優しく見守る。