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紅い眼と蒼い眼

「わあああん!長ぁ!」

「…ダクロ…また虐められたのか?」

おれはダクロ。
村の外れに捨てられていた所、魔の民の長、ダーシャが拾ってくれた。
何で捨てられていたかは分からない。

おれは魔の民の住処、ダータウンの住民として迎え入れられた。
…が、どうやら村のヒト達はよそ者のおれが長に可愛がってもらっているのが気に入らないみたいだ。
そんなこんなで虐めらる日々を送っている。

「長…皆と仲良くしたいってんだ…」

「…お前は強くて優しい子だ。ただ、村の者が気づいていないだけだ。接し続けてみなさい。


いずれはお前が私の跡を継ぐのだ」

長は優しく微笑み抱きしめる。
この時が好き。長の温もりと愛情を感じられるこの時が…ずっと続くと思っていた。
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