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猛暑の原因

―ダータウン―

「うぅ…」

「…おはよう」

「あれ…ダクロしゃまぁ…?」

ダクロの部屋で数日間眠っていた少女は目を覚ました。

「砂漠を無くすにはとーっても時間がかかるってんだ」

「へ?どこにいくの?」

少女を抱っこして部屋を出るダクロ。


―ダータウン周辺の砂漠地帯―

「……!」

砂漠地帯に連れてこられた少女の目には小さな木々が植えられている光景が入る。

「…ちいしゃなきがいっぱい…!」

「この木たちはみんなからのプレゼントだってんだ。」

「…うれしい…これでみんなを苦しめたさばくがなくなるんだ…」

少女は涙を流し木に触れる。
涙と共に少女を支配していた負の感情も流れていく。

「これから村のみんなと一緒に大事にしていくってんだ。」

「うん!」

微笑むダクロ。少女も嬉しそうに笑う。


この砂漠地帯が美しい緑に囲まれる日は遠い未来のお話。



fin...

→あとがき
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