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第2章 目覚める力

「戦闘狂さん。…オレの兄貴だったんだね」

「…さあ、知らないけど。」

ツノヤと向かい合い、話すツルギ。
武器のワイヤーに電流を流し、構える。

「ツルギ…!無理に実の兄と戦わなくて良いのだぞ…それに長に戦うことは止められているはずだろ…」

メディーは心配そうにツルギを案じるが、ツルギは首を横に振る。

「…兄貴はオレが救わないといけないんだ。」

強い意志を目に宿らせ、ツルギは電流を帯びたワイヤーを四方八方に張り巡らす。

「今まで気づかなくてゴメンね…兄貴。


デンルトーで長たちと一緒に暮らそう」

「断るよ」

「…っ!」

圧倒的な風の力で張り巡らされたワイヤーを吹き飛ばすツノヤ。
そしてすかさずにツルギに拳を入れ吹っ飛ばす。

「ツルギ!

戦闘狂…貴様ぁ!実の弟にまで手をあげるのか!!」

「そっちから仕掛けてきたんじゃない」

再びメディーと戦闘狂の攻防戦が始まる。
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