第2章 目覚める力
ドンっ!
「がは!…こ、ここは……」
木に激しくぶつかる音と痛みで我に戻る。
「よそ見してたら首が飛んでいっちゃうよ」
「っぐ…!!」
俺の目の前に現れ、すかさず薙刀を振る。
運良く薙刀の刃とは逆側で斬られたため、俺の首は無事だ。
「…?何で刃が逆さに…まあ、良いや。ねえ、強いんでしょ?君」
「あぁ。負けないぜ」
楽しそうに笑う戦闘狂に体勢を整えて構える。
「それ!」
「っ!」
「…?」
激しい攻撃が繰り出す中、戦闘狂は疑問を持つ。
攻撃をする度に刃が無意識に逆を向いていることに。
ーーデイタ…ーー
この声は…もしかしてアンタがまた助けてくれているのか?
ーー…助けるだなんてそんな…少し力をお貸ししているだけですーー
ーー彼の過去を見てどう思いましたか?ーー
彼の過去…?
…もしかして……
「でりゃあ!」
「っ!」
俺は戦闘狂のフードを斬り裂く。
するとフードの中からツルギと瓜二つの顔が現れる。
そうか…戦闘狂はツルギの兄ちゃんだったんだな。
昔とは随分様子が違うみてぇだが…。
「がは!…こ、ここは……」
木に激しくぶつかる音と痛みで我に戻る。
「よそ見してたら首が飛んでいっちゃうよ」
「っぐ…!!」
俺の目の前に現れ、すかさず薙刀を振る。
運良く薙刀の刃とは逆側で斬られたため、俺の首は無事だ。
「…?何で刃が逆さに…まあ、良いや。ねえ、強いんでしょ?君」
「あぁ。負けないぜ」
楽しそうに笑う戦闘狂に体勢を整えて構える。
「それ!」
「っ!」
「…?」
激しい攻撃が繰り出す中、戦闘狂は疑問を持つ。
攻撃をする度に刃が無意識に逆を向いていることに。
ーーデイタ…ーー
この声は…もしかしてアンタがまた助けてくれているのか?
ーー…助けるだなんてそんな…少し力をお貸ししているだけですーー
ーー彼の過去を見てどう思いましたか?ーー
彼の過去…?
…もしかして……
「でりゃあ!」
「っ!」
俺は戦闘狂のフードを斬り裂く。
するとフードの中からツルギと瓜二つの顔が現れる。
そうか…戦闘狂はツルギの兄ちゃんだったんだな。
昔とは随分様子が違うみてぇだが…。