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~輝りは影に憧れる~

翌朝。

 太陽がまだ柔らかい光を落とす中、ルミナスはいつものように元気な声で教室に飛び込んだ。

 「おっはよー!」

 笑顔を浮かべ、いつも通り手を振って声をかける。

 だが──返ってきたのは、冷たい沈黙だった。

 教室にいた同級生たちは、一斉に一瞬だけルミナスに視線を向けた。
 その目は無表情で、どこか遠い。

 誰も声を返さない。
 笑いかける者も、目を合わせる者もいない。

 まるで、そこにルミナスが最初から存在していなかったかのように、
 それぞれの話を再開し、課題に取りかかり、机にうつむいた。

 「……?」

 ルミナスは、小さく眉をひそめた。

 なんだろう。声、届いてなかったのかな。
 それとも、たまたまタイミングが悪かっただけ?

 それでも、昨日まで仲良く笑い合っていたはずの顔ぶれが、まるで別人のような空気を纏っていた。

 ほんの数歩、足が止まる。
 手に持っていたスケボーを、少しだけ胸元に引き寄せる。

 「……おかしいな……?」

 ルミナスの隻眼が、静かに教室を見渡す。
 そこにあるのは、昨日の温かさとは正反対の、ざらついた静寂だった。

 心の奥に、小さな棘のような違和感が刺さる。

 まだ、何も知らない。
 けれど、何かが変わってしまったことだけは───確かに感じていた。
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オリソニ豆知識図鑑