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第三章 混沌の歯車

 薄暗い拘束室の床に、ソニックは仰向けに横たわっていた。

 腹部の痛みは鈍く広がり、息をするたびに内臓が軋む感覚がする。
身体は重く、鎖の冷たさが肌に張りついて離れなかった。

でも、それ以上に──心が、冷えていた。

(……やる気だ、本気で)

フェイリャの声が、目が、言葉が。頭から離れない。

テイルス。
エミー。
ナックルズ。

仲間の名前が、あいつの口から冷たく並べられた時、背筋を氷の刃で裂かれたような感覚があった。

苦しげに、ソニックは歯を食いしばる。

(誰から……奪われたいか、なんて、そんなもん選べるわけねぇだろ……!!)

床を拳で打ちたい。叫びたい。けれど、今の自分には何もできない。
フェイリャの動きに、エッグマンが応じたら……


最悪の結末は、本当にすぐそこまで来ている。
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オリソニ豆知識図鑑