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第二章 交差する思惑永い夜

 ───場所は変わり、荒野の奥深くにそびえる巨大な人工要塞。
無数のアンテナと発電炉、レールに乗ったドローン、監視カメラに護られたその場所───

 エッグマン基地。

 金属音を響かせながら、Dr.エッグマンはモニター室を悠々と歩いていた。

 「ウハハハハ!これでフェイズ3の起動も目前だ! 全てがこの天才、エッグマン様の計画通りというわけだ!」

 複数のスクリーンに映るのは、開発中の新型兵器や、未だ解析中のエネルギー反応。
 そしてその一角───GUN本部の壊滅を知らせるニュースが流れている。

 「……ふん、GUNが壊滅? まったく、自分たちで何とかできないようじゃあ、この世界を守る資格もないのう。ザマァない。」

 椅子にどっかりと腰を下ろし、モニターを一つ切り替える。

 「だが───誰がやった?」

 モニターに映るのは、壊されたGUNの出入口の衛星画像。
焦げ跡。破壊されたセキュリティ。確認できる残骸。
だが、映っている“犯人”の姿はなかった。

 「シャドウの仕業か……? いや、アイツはむしろGUN側……ソニック?論外じゃ。あいつならセキュリティカメラに映る。」

 首をひねりながら、エッグマンはデータを検索し始める。

「ふむ……?何だ、これは……プロジェクト・シャドウの派生記録………"フェイリャ"…? ほう、存在ごと抹消されていた資料か……」

 サングラスの奥で、エッグマンの目が細く光る。

 「なるほどなるほど……面白くなってきたぞ……! まさか、爺がもう一体、あんなモノを隠し持っていたとは……!!」

 口元に不敵な笑みを浮かべ、両手を組む。

 「シャドウ、お前は知らないのか。自分の"兄弟"が何を始めたのかを。ワハハハハ……!」

 狂気と好奇心が混ざるその笑い声が、機械仕掛けの部屋に響き渡った。

 エッグマンはまだ───シャドウの容態を知らない。

 だが、世界の均衡が音を立てて崩れはじめていることだけは、確かに感じていた。
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オリソニ豆知識図鑑