野崎「せっかくだしちゃんと選んでくる」

御子柴「くっ・・・あいつにフィギュアの良さがわかるもんか・・・！」

「フィギュアを実用なんてありえん・・・！」

佐倉「まあまあ2人共、ほら、野崎くんにも趣味とか・・・(趣味！？そうか！これは野崎くんの好みのタイプを知るチャンス！)」

「どんなフィギュア持ってきてもガッカリしてやるなよ」

佐倉「名前・・・うん！(名前にはお見通しか～)」

御子柴「お、決めたのか？」

野崎「ああ、これにする」

『つまり俺がイケメンってことさ・・・フィギュア』←鈴木用資料

佐倉「ガッカリだよ！！！」

「これは・・・誰でもそうなるな・・・」

佐倉「でもこれが野崎くんの趣味なら私は受け止める！」

「いや受け止めるなよ！」

野崎「趣味？何の話だ」

「お前は知らない方がいいかもな」

野崎「そ、そうか」

御子柴「そろそろ帰れよ！ほら出てった出てった！」

野崎「うおっ」

佐倉「えっ私まで！？」

御子柴「ったく、結局何しに来たんだよあいつら」

「デートのついでみたいな、てか俺残ってていいのか？邪魔じゃね」

御子柴「いやお前は・・・その・・・」

「まあ帰る気さらさら無いけどさ」

御子柴「無いのかよ！なら聞くなよ！・・・はぁ、俺まだ見てくから、じゃあな」

「んじゃ俺も行く～」

御子柴「何でだよ・・・(ちょっと嬉しいけど)」

「1人で見るより仲間と一緒に見たほうがいいだろ」

御子柴「ま、なんでもいいけどよ、行くか」

《ギュ》

「・・・おい、御子柴」

御子柴「ん？何だ・・・あ」

「手、離せ、これじゃ何も持てん」

御子柴「わ、わわわわわわ悪ぃ！」

「キョドりすぎだろ(・・・暖かかったな)」

御子柴「お前は冷静すぎるんだよ！」

「いやいや俺だって冷静じゃなくなる時だってあるわ、主に見る側だけど」

御子柴「はぁ・・・ずっと気になってたけどよ、お前好きな人とかいんの？」

「は？当たり前じゃん」

御子柴「え！？いんのか！？どんな奴だ！名前は容姿は性格は！」

「お、落ち着けよ、お前の好きな奴だってそこにいるだろ」

御子柴「・・・？」

「二次元だ！！！」

御子柴「(聞いた俺がバカだった)」

～その後～

御子柴「悪ぃな、こんな時間まで付き合わさせて」

「いや俺が勝手にいただけだし気にすんなって、それにしても春なのに寒ぃな・・・」

御子柴「そんな格好だからだろ、ブレザーどうしたブレザー」

「あんな邪魔なの着るわけないだろ？」

御子柴「でもそれだと風邪引くぞ、よく見たらスカート短ぇし靴下も履いてないって見てるこっちが寒いわ」

「動きやすさ重視だしな俺の格好は、だから春や夏が1番いいはずなんだけどな～」

御子柴「昔はそんな格好してないんだし体が慣れてるわけないだろ、これ着てろって」

そう言って御子柴が着ていた上着を名前に着せた

「！・・・いいのか？お前寒くないのか？」

御子柴「そうやって他人のことばかり心配するところは昔と変わってないな、長袖着てるしあんま寒くねぇよ」

「・・・そっか、サンキュ」

御子柴「・・・おう」