バンエルティア号の秘密
名前変換
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~ホール~
次の日、ジェイドに話があるとチャットとナマエは今日ホールに呼び出された
偶然会ったキールとルカにも聞いてもらうことにしたらしい
「どうかしたんですか?」
ジェイド「決めました
とりあえず私達は、ここでこのままかくまってもらう事にしましょう
テロの標的はもう御免ですし、何よりこの船に関心が湧きましたから」
どんどんと話を進めていくジェイドを止めるチャット
チャット「勝手に決めないで下さい
船長はボクですよ?
あなたの処遇はボクが決めます」
ジェイド「おや、いいんですか?
所属や国籍不明の船舶は立派な航行法違反になりますね
軍規に則り、制圧という展開も考えられますが・・・」
普段は冗談を言う彼も、今回は本気だと言わんばかりの圧があった
「制圧・・・!」
不穏な単語に手を武器にかける
チャット「か、海賊はそんな脅しに屈しません!」
ジェイド「そこのお坊っちゃんや学生さん、ナマエも海賊だったんですか?
だったら容赦しませんが・・・」
ここまま海賊という認識になってしまえば、ジェイド達は敵になってしまう
ルカ「・・・えぇぇ」
キール「ぼ、ぼくは関係ないからな!」
「・・・・・・」
勝手に海賊扱いされた三人は、それぞれ反対の意を示す
ジェイド「まあまあ、無所属なのですから、我が国所属になればいいんですよ」
チャット「バカな!
軍船にされるなんてお断りです!」
チャットは譲る気は無いのか力強く断る
ジェイド「ならば・・・ギルドとしてならどうです?
現状ではまともに依頼など来ないでしょう
我が国の正式な認可があるとすれば、状況がまるで違うと思いますが?」
キール「・・・それは悪くないな」
ルカ「悪くないどころか、これって好都合なんじゃない?」
「チャットさん、私も大丈夫だと思いますよ
根拠とかは無いんですが・・・」
チャット以外の三人はこの条件を受け入れていいと思っているようだ
チャット「・・・いいでしょう
ただし、あなたがたもボクの子分として船に乗ってもらいます
雑用や、ギルドの仕事を請け負ってもらう事になりますがとーぜん構いませんね?」
ジェイド「ええ、もちろんですとも
さてと、それにはまずギルドの名前を決めないといけませんね」
「はぁ・・・」
重要な話をした後に名前とくると少し軽い話に思えた
ジェイド「ふむ、『アドリビトム』というのはどうでしょう?」
キール「『アドリビトム』・・・か
古代神官語で『自由』という意味だ」
「自由・・・!いいと思います!」
ルカ「僕達に、ピッタリかもしれないね」
これには満場一致で満足なようだ
チャット「結構ですね!
さあ、これから忙しくなりますよ
たくさん依頼が来るのを待ちましょう!」
話にキリがついたので、それぞれやる事をしにいったり部屋に戻る
「・・・意外でした」
ジェイド「何がです?」
ホールにまだ残っているナマエとジェイド
ジェイドは突然言われて軽く首を傾げる
「船のことも、名前のこともです
『アドリビトム』、自由・・・とても、いい名前だと思います」
真っ直ぐとジェイドのことを見ながらふわりと笑う
ジェイド「!・・・そこまで喜んでもらえるとは、夜遅くまで考えた甲斐があります」
「え!?
では最初から制圧とかは・・・」
ジェイド「考えていませんよ」
さらっと平然とした顔で言う
「そ、そうだったんですか・・・
仲間と戦うなんて嫌でしたから・・・」
ジェイド「そうでしたか・・・それは悪いことをしてしまいましたね」
彼にしては珍しく悪かったと思っているようだった
「いえ、嘘だとわかって安心しました」
それでは、とナマエはホールを出ていった
ジェイド「・・・私を仲間と言ってくれるんですね」
次の日、ジェイドに話があるとチャットとナマエは今日ホールに呼び出された
偶然会ったキールとルカにも聞いてもらうことにしたらしい
「どうかしたんですか?」
ジェイド「決めました
とりあえず私達は、ここでこのままかくまってもらう事にしましょう
テロの標的はもう御免ですし、何よりこの船に関心が湧きましたから」
どんどんと話を進めていくジェイドを止めるチャット
チャット「勝手に決めないで下さい
船長はボクですよ?
あなたの処遇はボクが決めます」
ジェイド「おや、いいんですか?
所属や国籍不明の船舶は立派な航行法違反になりますね
軍規に則り、制圧という展開も考えられますが・・・」
普段は冗談を言う彼も、今回は本気だと言わんばかりの圧があった
「制圧・・・!」
不穏な単語に手を武器にかける
チャット「か、海賊はそんな脅しに屈しません!」
ジェイド「そこのお坊っちゃんや学生さん、ナマエも海賊だったんですか?
だったら容赦しませんが・・・」
ここまま海賊という認識になってしまえば、ジェイド達は敵になってしまう
ルカ「・・・えぇぇ」
キール「ぼ、ぼくは関係ないからな!」
「・・・・・・」
勝手に海賊扱いされた三人は、それぞれ反対の意を示す
ジェイド「まあまあ、無所属なのですから、我が国所属になればいいんですよ」
チャット「バカな!
軍船にされるなんてお断りです!」
チャットは譲る気は無いのか力強く断る
ジェイド「ならば・・・ギルドとしてならどうです?
現状ではまともに依頼など来ないでしょう
我が国の正式な認可があるとすれば、状況がまるで違うと思いますが?」
キール「・・・それは悪くないな」
ルカ「悪くないどころか、これって好都合なんじゃない?」
「チャットさん、私も大丈夫だと思いますよ
根拠とかは無いんですが・・・」
チャット以外の三人はこの条件を受け入れていいと思っているようだ
チャット「・・・いいでしょう
ただし、あなたがたもボクの子分として船に乗ってもらいます
雑用や、ギルドの仕事を請け負ってもらう事になりますがとーぜん構いませんね?」
ジェイド「ええ、もちろんですとも
さてと、それにはまずギルドの名前を決めないといけませんね」
「はぁ・・・」
重要な話をした後に名前とくると少し軽い話に思えた
ジェイド「ふむ、『アドリビトム』というのはどうでしょう?」
キール「『アドリビトム』・・・か
古代神官語で『自由』という意味だ」
「自由・・・!いいと思います!」
ルカ「僕達に、ピッタリかもしれないね」
これには満場一致で満足なようだ
チャット「結構ですね!
さあ、これから忙しくなりますよ
たくさん依頼が来るのを待ちましょう!」
話にキリがついたので、それぞれやる事をしにいったり部屋に戻る
「・・・意外でした」
ジェイド「何がです?」
ホールにまだ残っているナマエとジェイド
ジェイドは突然言われて軽く首を傾げる
「船のことも、名前のこともです
『アドリビトム』、自由・・・とても、いい名前だと思います」
真っ直ぐとジェイドのことを見ながらふわりと笑う
ジェイド「!・・・そこまで喜んでもらえるとは、夜遅くまで考えた甲斐があります」
「え!?
では最初から制圧とかは・・・」
ジェイド「考えていませんよ」
さらっと平然とした顔で言う
「そ、そうだったんですか・・・
仲間と戦うなんて嫌でしたから・・・」
ジェイド「そうでしたか・・・それは悪いことをしてしまいましたね」
彼にしては珍しく悪かったと思っているようだった
「いえ、嘘だとわかって安心しました」
それでは、とナマエはホールを出ていった
ジェイド「・・・私を仲間と言ってくれるんですね」