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陽輝は自室で書類の確認をしていた。
テーブルには元の世界の頃と同じように大量の書類が山積みになっていた。
「ん~・・・ここ違うなぁ・・・」
付箋に訂正部分を書き記しながら眠気覚ましのためだけのものと化しているコーヒーを飲む。
その時、ドンドンドン!とドアをノック、というより叩く音が部屋中に響いた。
「え!?何!?誰!?」
サニー「やっと聞こえたか!さっさと開けろし!」
「さ、サニーさん!?」
仕事の手を止め急いで立ち上がりドアを開ける。
その先には完璧に怒っているサニーがいた。
サニー「何回ノックしたと思ってんだ!」
「え!?ノックしてました!?うわすみません!全然聞いてなかったです!」
サニー「お前・・・!
・・・や、いい、んなことより・・・!」
「わっ!」
急に自分の体が宙に浮いてビックリする陽輝だったが、すぐにサニーの触覚によるものだと気付く。
そのまま陽輝は触覚で部屋の中まで戻され、ベッドに放り投げられる。
「ぶへっ」
サニー「何だそのブサイクな声は・・・」
「サニーさんが急に投げるからじゃないですか!
というか、何でここに?」
そう問いながら陽輝はベッドの縁に座り直す。
サニーは近くにあった椅子を自分の元へ持ってきてベッドの横に置き座る。
サニー「所長に言われてお前を探してたんだよ」
「所長が?また所長室に来い的なことですか?」
サニー「そうじゃねーよ、伝言頼まれただけだ
お前、働きすぎ、今日はもう休み!だとよ」
伝言を聞いた陽輝は心当たりがなく、ポカンとした顔をしていた。
「・・・それが伝言、ですか?」
サニー「?おう」
「いや、休みなのは嬉しいですけど、まだ私全然働いてないですよ?
何でそんな突然・・・?」
謙遜でもなんでもなく、本当にそう思っている陽輝は首を傾げる。
その様子に先程の忙しさを見ていたサニーは驚愕する。
サニー「は?お前、それ本気で言ってんのか!?」
「は、はい」
急に大きな声を出してきたサニーに驚きつつも返事をする。
サニー「マジかよ・・・
お前さぁ、何でそんなに無理矢理仕事詰め込もうとすんだよ」
「つ、詰め込んでるつもりは全然・・・」
サニー「嘘つけ、身体ボロボロじゃねーか
俺には、何か理由があってそうなってるようにしか見えねぇな」
「!」
実はこの部屋に入った時陽輝の顔色が良くないと瞬時に気付き、触覚で身体を調べていた。
サニーの予想通り、身体は既に限界だと悲鳴を上げていた。
「よく気付きましたね・・・一応隠してたのに」
サニー「他の奴らから聞いたんだよ
お前の手伝いを断った時いつもの笑顔が曇る、だとよ」
「うわ、他の人達にもバレてる・・・前は誰にもバレなかったのにな~」
苦笑しながら呟くと、少し間を置いた後話し出す。
「ここの人達、皆良い人じゃないですか
だから早く役に立ちたくて・・・役に立つためには、身体がどうのって言ってる場合じゃないんですよ」
あえてボロボロになってるつもりはないんですけどね、と付け加える陽輝の顔にはいつもの笑顔が浮かんでいた。
サニー(・・・またか)
いつもは一瞬しか見せないが、今はずっとあの笑顔を浮かべている。
サニーが嫌いな、本心を隠している笑顔を。
サニー「それでお前が倒れたりでもしたら、それこそ本末転倒じゃねーか
何でそんなやり方しかできねーんだよお前は」
「な、何でって言われても・・・ずっとこんな感じでやってたんで、これ以外わからないですよ」
これは本当にそう思っているようで、今までこんなことを聞かれたことがなかった陽輝は少し戸惑っていた。
サニー「ずっとこんな感じって、お前・・・」
こんな自分の身を削るようなことを元の世界ではずっとやってたってのか、と言いかけたが、サニーはそれをやめた。
サニー(つか、俺がこいつのことをこんなに考える必要ねーよな?
別に、俺には関係ねーんだし)
そのことに気付いたサニーは既に頼まれたことはやっていたので、早々に立ち去ろうとする。
サニー「・・・ま、何にせよお前が働きすぎなせいで俺がこうして駆り出されたってワケだ」
「う、すみません・・・」
サニー「今日は大人しくこのままここにいろよ、じゃーな」
そう言い捨てるとサニーは椅子から立ち上がりドアに向かって歩いていく。
こちらを見ずに去るだろうと考えた陽輝はソロソロと書類の山が乗っているテーブルに戻ろうとする。
動く気配に気付いたサニーが振り向くと、懲りずに書類の確認をしようとしている陽輝がいた。
テーブルには元の世界の頃と同じように大量の書類が山積みになっていた。
「ん~・・・ここ違うなぁ・・・」
付箋に訂正部分を書き記しながら眠気覚ましのためだけのものと化しているコーヒーを飲む。
その時、ドンドンドン!とドアをノック、というより叩く音が部屋中に響いた。
「え!?何!?誰!?」
サニー「やっと聞こえたか!さっさと開けろし!」
「さ、サニーさん!?」
仕事の手を止め急いで立ち上がりドアを開ける。
その先には完璧に怒っているサニーがいた。
サニー「何回ノックしたと思ってんだ!」
「え!?ノックしてました!?うわすみません!全然聞いてなかったです!」
サニー「お前・・・!
・・・や、いい、んなことより・・・!」
「わっ!」
急に自分の体が宙に浮いてビックリする陽輝だったが、すぐにサニーの触覚によるものだと気付く。
そのまま陽輝は触覚で部屋の中まで戻され、ベッドに放り投げられる。
「ぶへっ」
サニー「何だそのブサイクな声は・・・」
「サニーさんが急に投げるからじゃないですか!
というか、何でここに?」
そう問いながら陽輝はベッドの縁に座り直す。
サニーは近くにあった椅子を自分の元へ持ってきてベッドの横に置き座る。
サニー「所長に言われてお前を探してたんだよ」
「所長が?また所長室に来い的なことですか?」
サニー「そうじゃねーよ、伝言頼まれただけだ
お前、働きすぎ、今日はもう休み!だとよ」
伝言を聞いた陽輝は心当たりがなく、ポカンとした顔をしていた。
「・・・それが伝言、ですか?」
サニー「?おう」
「いや、休みなのは嬉しいですけど、まだ私全然働いてないですよ?
何でそんな突然・・・?」
謙遜でもなんでもなく、本当にそう思っている陽輝は首を傾げる。
その様子に先程の忙しさを見ていたサニーは驚愕する。
サニー「は?お前、それ本気で言ってんのか!?」
「は、はい」
急に大きな声を出してきたサニーに驚きつつも返事をする。
サニー「マジかよ・・・
お前さぁ、何でそんなに無理矢理仕事詰め込もうとすんだよ」
「つ、詰め込んでるつもりは全然・・・」
サニー「嘘つけ、身体ボロボロじゃねーか
俺には、何か理由があってそうなってるようにしか見えねぇな」
「!」
実はこの部屋に入った時陽輝の顔色が良くないと瞬時に気付き、触覚で身体を調べていた。
サニーの予想通り、身体は既に限界だと悲鳴を上げていた。
「よく気付きましたね・・・一応隠してたのに」
サニー「他の奴らから聞いたんだよ
お前の手伝いを断った時いつもの笑顔が曇る、だとよ」
「うわ、他の人達にもバレてる・・・前は誰にもバレなかったのにな~」
苦笑しながら呟くと、少し間を置いた後話し出す。
「ここの人達、皆良い人じゃないですか
だから早く役に立ちたくて・・・役に立つためには、身体がどうのって言ってる場合じゃないんですよ」
あえてボロボロになってるつもりはないんですけどね、と付け加える陽輝の顔にはいつもの笑顔が浮かんでいた。
サニー(・・・またか)
いつもは一瞬しか見せないが、今はずっとあの笑顔を浮かべている。
サニーが嫌いな、本心を隠している笑顔を。
サニー「それでお前が倒れたりでもしたら、それこそ本末転倒じゃねーか
何でそんなやり方しかできねーんだよお前は」
「な、何でって言われても・・・ずっとこんな感じでやってたんで、これ以外わからないですよ」
これは本当にそう思っているようで、今までこんなことを聞かれたことがなかった陽輝は少し戸惑っていた。
サニー「ずっとこんな感じって、お前・・・」
こんな自分の身を削るようなことを元の世界ではずっとやってたってのか、と言いかけたが、サニーはそれをやめた。
サニー(つか、俺がこいつのことをこんなに考える必要ねーよな?
別に、俺には関係ねーんだし)
そのことに気付いたサニーは既に頼まれたことはやっていたので、早々に立ち去ろうとする。
サニー「・・・ま、何にせよお前が働きすぎなせいで俺がこうして駆り出されたってワケだ」
「う、すみません・・・」
サニー「今日は大人しくこのままここにいろよ、じゃーな」
そう言い捨てるとサニーは椅子から立ち上がりドアに向かって歩いていく。
こちらを見ずに去るだろうと考えた陽輝はソロソロと書類の山が乗っているテーブルに戻ろうとする。
動く気配に気付いたサニーが振り向くと、懲りずに書類の確認をしようとしている陽輝がいた。