甘露の木
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季節は冬になり寒さも増してきた頃、突然ハニープリズンからサニーが呼び出された。
お前も来い、と半ば強制的に連れ出された陽輝も一緒だ。
陽輝にとってハニープリズンはグルメ馬車に乗っている時に通り過ぎただけで行ったことがない場所だったので純粋に楽しみでもあったのだが、道中の物々しい雰囲気に早速足が竦んでいる。
「うわ雰囲気やば」
サニー「さっさと行くぞ、ハニープリズンまで無駄に遠いからなここは」
「まぁ、三途の道よりマシだと思えば・・・わっ」
急に体が浮き上がり声をあげるも、この現象に慣れ始めていた陽輝はされるがままだった。
サニー「だろ?愚衛門のおっさんはいねーけど俺がいるし安心しとけ」
「ふふ、ありがとうございます」
触覚で陽輝の体を持ち上げながら歩き始めるサニーを陽輝は、こんな猛獣余裕だぜって言いたいんだなぁ、とニヤニヤしながら見つめる。
サニー「何ニヤニヤして・・・ん?おま、ちょっと太ったか?」
「う、うるさいですよ!この世界の食べ物が美味しいのが悪いんです!」
二人で談笑しながらの数十キロある道のりはそれほど長いものではなく、あっという間にハニープリズンに到着する。
そのハニープリズンの前にはフランケンシュタインとドラキュラを合わせたような顔で、ワイシャツとネクタイの上に水玉模様の紫のコートを羽織っている男が立っていた。
?「お待ちしておりましたサニー殿
そちらの女性は・・・?」
サニー「あぁ、こいつは・・・」
「超いかつい顔なのに敬語キャラ!?推せる・・・!」
サニー「・・・ま、気にすんな」
目をキラキラさせながら男を見ている陽輝を横目に、サニーは呆れつつも多少モヤモヤしながら男に返す。
?「は、はぁ・・・」
「自己紹介くらいさすがにしますよ、始めまして實景陽輝です
ただの付き添いなのでサニーさんの言う通りお気になさらず」
オーバン「私はハニープリズン副所長のオーバンと申します
中は凶暴な囚人や猛獣がいますのでお気をつけて」
「わー、外も中も危険なんですねー・・・」
遠い目をしながらも、陽輝は二人の後を大人しくついていく。
オーバンに所長室まで案内された二人は自分たちより大きい扉を開けた。
その先には広い空間があったのだが、その広さとは反対にぽっちゃりとした小柄な幼女のような女性が椅子に座っていた。
その女性こそ、このハニープリズンの所長であるラブであった。
「か、かわいい~!ラブ所長かわいい!」
オーバン「!?」
サニー「はぁ!?」
ラブ「あら、あらあら!あちしの魅力がわかる子じゃない~!」
ラブは背中についている翅で陽輝の元まで飛んでいき、名前は?などと仲良さげに会話をし始めた。
サニー「おい、所長フェロモン出してねーよな・・・?」
オーバン「そ、そのはずですが・・・」
ラブはフェロモンを自在に操ることができ、性フェロモンを操っている際は自分の姿をナイスバディの美女のように見せることができるのだが、今はフェロモンを出していない。
普段のラブを見て陽輝のような反応をする人はほぼいないに等しかったので、サニーとオーバンは異様なものを見るような目で二人の様子を眺めていたのだった。
お前も来い、と半ば強制的に連れ出された陽輝も一緒だ。
陽輝にとってハニープリズンはグルメ馬車に乗っている時に通り過ぎただけで行ったことがない場所だったので純粋に楽しみでもあったのだが、道中の物々しい雰囲気に早速足が竦んでいる。
「うわ雰囲気やば」
サニー「さっさと行くぞ、ハニープリズンまで無駄に遠いからなここは」
「まぁ、三途の道よりマシだと思えば・・・わっ」
急に体が浮き上がり声をあげるも、この現象に慣れ始めていた陽輝はされるがままだった。
サニー「だろ?愚衛門のおっさんはいねーけど俺がいるし安心しとけ」
「ふふ、ありがとうございます」
触覚で陽輝の体を持ち上げながら歩き始めるサニーを陽輝は、こんな猛獣余裕だぜって言いたいんだなぁ、とニヤニヤしながら見つめる。
サニー「何ニヤニヤして・・・ん?おま、ちょっと太ったか?」
「う、うるさいですよ!この世界の食べ物が美味しいのが悪いんです!」
二人で談笑しながらの数十キロある道のりはそれほど長いものではなく、あっという間にハニープリズンに到着する。
そのハニープリズンの前にはフランケンシュタインとドラキュラを合わせたような顔で、ワイシャツとネクタイの上に水玉模様の紫のコートを羽織っている男が立っていた。
?「お待ちしておりましたサニー殿
そちらの女性は・・・?」
サニー「あぁ、こいつは・・・」
「超いかつい顔なのに敬語キャラ!?推せる・・・!」
サニー「・・・ま、気にすんな」
目をキラキラさせながら男を見ている陽輝を横目に、サニーは呆れつつも多少モヤモヤしながら男に返す。
?「は、はぁ・・・」
「自己紹介くらいさすがにしますよ、始めまして實景陽輝です
ただの付き添いなのでサニーさんの言う通りお気になさらず」
オーバン「私はハニープリズン副所長のオーバンと申します
中は凶暴な囚人や猛獣がいますのでお気をつけて」
「わー、外も中も危険なんですねー・・・」
遠い目をしながらも、陽輝は二人の後を大人しくついていく。
オーバンに所長室まで案内された二人は自分たちより大きい扉を開けた。
その先には広い空間があったのだが、その広さとは反対にぽっちゃりとした小柄な幼女のような女性が椅子に座っていた。
その女性こそ、このハニープリズンの所長であるラブであった。
「か、かわいい~!ラブ所長かわいい!」
オーバン「!?」
サニー「はぁ!?」
ラブ「あら、あらあら!あちしの魅力がわかる子じゃない~!」
ラブは背中についている翅で陽輝の元まで飛んでいき、名前は?などと仲良さげに会話をし始めた。
サニー「おい、所長フェロモン出してねーよな・・・?」
オーバン「そ、そのはずですが・・・」
ラブはフェロモンを自在に操ることができ、性フェロモンを操っている際は自分の姿をナイスバディの美女のように見せることができるのだが、今はフェロモンを出していない。
普段のラブを見て陽輝のような反応をする人はほぼいないに等しかったので、サニーとオーバンは異様なものを見るような目で二人の様子を眺めていたのだった。