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デスフォールから帰ってきてから数日後、サニーも陽輝も日常生活に戻っていた。
陽輝は連日早朝から夜遅くまで仕事をしている日が増え、今日も朝早くから仕事に行こうとしており、さっさと朝食を用意していた。
家の中に入れないクインは普段は外で過ごしており、既に起床していたサニーは外でクインと楽しそうに戯れている。
サニーはクインが家族になってからいつもこういう感じであり、時間があればクインのところへ行っているのではないかというくらい常に一緒にいる。
そんな様子を遠巻きに見ながら陽輝は朝食を作り終えるとテーブルへ持っていき、窓から外にいるサニーに声をかける。
「サニーさん、朝食置いておきますから適当に食べてくださいよ
・・・クインの分もありますから、一緒に食べてください
じゃ、行ってくるんで」
サニー「もう行くのかよ?」
今まで朝食は一緒に食べていた二人だったが、最近は陽輝がすぐに仕事に向かってしまうためしばらくは別々で食べることが多かった。
今日もさっさと出ていこうとする陽輝をサニーは訝しむ。
「・・・休んだ分の作業がまだ残ってるので」
サニー「あ、おい!」
陽輝はそう告げるとサニーの方を見ずに家を出てしまうのだった。
サニー「あいつ、最近朝早いくせに帰りおせーし・・・何してんだ・・・?」
クイン『・・・・・・』
クインはサニーの独り言を聞きながら陽輝が去っていく姿を眺めていた。
その翌日。
三日ほどかかる仕事が入ったサニーは出かける準備をしていた。
実はサニーはこの仕事に陽輝を連れて行こうとしたが、スミスに連絡した際、この三日間は陽輝にいてほしいと懇願され仕方なく諦めたのだ。
もちろん、陽輝にこのことは言っていない。
「あれ、クインと行かないんですか?」
一人で出ていこうとしているサニーに陽輝は意外そうに問いかける。
サニー「今から行く場所はクインにはちと狭すぎるからな」
「あぁなるほど、そういえばいつ頃戻る予定ですか?」
サニー「そうだな・・・明後日の夜には帰ってこれるだろ」
支度を終えたサニーはそう答えながら荷物を持つと家を出ようとする。
「了解です、じゃあ明後日の夕飯は用意しておきますね」
サニー「おう」
夕飯を用意してくれる、と聞き、密かに口元が緩んだサニーはそのまま家を出ていった。
「・・・さて、私も行かなきゃな」
サニーを見送った陽輝も自分の支度をしてから家を出ると、玄関のすぐ横にいたクインが陽輝に近づいてくる。
「?サニーさんがいなくて寂しいのかな?」
そうクインに問いかけるが、当然会話はできない。
そうじゃないと言うように首を振るとクインはさらにすり寄ってくるが、陽輝には伝わらなかったようだった。
その日の夜。
少し遅めに仕事から帰宅した陽輝は夕飯の準備をし始める。
仕事が遅くなる時は陽輝の代わりにサニーが夕飯を作っているのだが、今日はサニーがいないので陽輝が帰宅してからの夕飯となった。
最近はずっと陽輝の方が帰りが遅かったので、夕飯を作るのは久々だった。
「はいどうぞー」
ポピーの前に作った料理を置くと、嬉しいのかポピー小さく飛び跳ねる。
ポピー『ピギギッ!』
「そんな急いで食べなくても・・・さてと」
ポピーがバクバク食べている様子を少しの間眺めた後、外にいるクインにも料理を届けるために立ち上がる。
大きめの食器を持って外に行きクインの前に食器を置くと、クインもバクバクと食べ始める。
「二人ともがっつくなぁ・・・やっぱり帰ってくるの遅かったか」
そんなことを考えながらクインが食べ終わるのを待っていると、料理を全て平らげたクインは自分の長い舌で陽輝の元へ食器を運ぶ。
「おぉ器用!ありがとね~
あ、明日も遅くなるかもしれないけど大丈夫かな?まぁ作っておいてもいいけど、冷めちゃうしなぁ・・・」
クイン『シャーッ』
「うーん相変わらず何言ってるのかわからない」
クインの様子を見て大丈夫そうかも?と勝手に判断した陽輝は食器を持って家の中へ戻っていこうとする。
「ま、サニーさんが帰ってくるまでの辛抱だからさ
帰ってきたらきっとまたクインのことかわいがってくれるよ~?」
そう茶化す陽輝の顔は笑っていたが、何かを感じ取ったクインは戻っていく陽輝の後ろ姿をずっと見つめていたのだった。
さらに翌日。
昨日と同様に帰りが遅くなった陽輝は急いで夕飯の準備をしようと台所まで行こうとする。
そんな陽輝を急いで追いかけていったポピーの口には紙が咥えられていた。
ポピー『ピギッ!』
「ん?・・・何この紙?」
ポピーから紙を受け取った陽輝はそこに書いてある内容に目を走らせる。
「ん~?こんなのサニーさんから特に聞いてないけどなぁ・・・こりゃ明日は残業出来ないか」
陽輝は連日早朝から夜遅くまで仕事をしている日が増え、今日も朝早くから仕事に行こうとしており、さっさと朝食を用意していた。
家の中に入れないクインは普段は外で過ごしており、既に起床していたサニーは外でクインと楽しそうに戯れている。
サニーはクインが家族になってからいつもこういう感じであり、時間があればクインのところへ行っているのではないかというくらい常に一緒にいる。
そんな様子を遠巻きに見ながら陽輝は朝食を作り終えるとテーブルへ持っていき、窓から外にいるサニーに声をかける。
「サニーさん、朝食置いておきますから適当に食べてくださいよ
・・・クインの分もありますから、一緒に食べてください
じゃ、行ってくるんで」
サニー「もう行くのかよ?」
今まで朝食は一緒に食べていた二人だったが、最近は陽輝がすぐに仕事に向かってしまうためしばらくは別々で食べることが多かった。
今日もさっさと出ていこうとする陽輝をサニーは訝しむ。
「・・・休んだ分の作業がまだ残ってるので」
サニー「あ、おい!」
陽輝はそう告げるとサニーの方を見ずに家を出てしまうのだった。
サニー「あいつ、最近朝早いくせに帰りおせーし・・・何してんだ・・・?」
クイン『・・・・・・』
クインはサニーの独り言を聞きながら陽輝が去っていく姿を眺めていた。
その翌日。
三日ほどかかる仕事が入ったサニーは出かける準備をしていた。
実はサニーはこの仕事に陽輝を連れて行こうとしたが、スミスに連絡した際、この三日間は陽輝にいてほしいと懇願され仕方なく諦めたのだ。
もちろん、陽輝にこのことは言っていない。
「あれ、クインと行かないんですか?」
一人で出ていこうとしているサニーに陽輝は意外そうに問いかける。
サニー「今から行く場所はクインにはちと狭すぎるからな」
「あぁなるほど、そういえばいつ頃戻る予定ですか?」
サニー「そうだな・・・明後日の夜には帰ってこれるだろ」
支度を終えたサニーはそう答えながら荷物を持つと家を出ようとする。
「了解です、じゃあ明後日の夕飯は用意しておきますね」
サニー「おう」
夕飯を用意してくれる、と聞き、密かに口元が緩んだサニーはそのまま家を出ていった。
「・・・さて、私も行かなきゃな」
サニーを見送った陽輝も自分の支度をしてから家を出ると、玄関のすぐ横にいたクインが陽輝に近づいてくる。
「?サニーさんがいなくて寂しいのかな?」
そうクインに問いかけるが、当然会話はできない。
そうじゃないと言うように首を振るとクインはさらにすり寄ってくるが、陽輝には伝わらなかったようだった。
その日の夜。
少し遅めに仕事から帰宅した陽輝は夕飯の準備をし始める。
仕事が遅くなる時は陽輝の代わりにサニーが夕飯を作っているのだが、今日はサニーがいないので陽輝が帰宅してからの夕飯となった。
最近はずっと陽輝の方が帰りが遅かったので、夕飯を作るのは久々だった。
「はいどうぞー」
ポピーの前に作った料理を置くと、嬉しいのかポピー小さく飛び跳ねる。
ポピー『ピギギッ!』
「そんな急いで食べなくても・・・さてと」
ポピーがバクバク食べている様子を少しの間眺めた後、外にいるクインにも料理を届けるために立ち上がる。
大きめの食器を持って外に行きクインの前に食器を置くと、クインもバクバクと食べ始める。
「二人ともがっつくなぁ・・・やっぱり帰ってくるの遅かったか」
そんなことを考えながらクインが食べ終わるのを待っていると、料理を全て平らげたクインは自分の長い舌で陽輝の元へ食器を運ぶ。
「おぉ器用!ありがとね~
あ、明日も遅くなるかもしれないけど大丈夫かな?まぁ作っておいてもいいけど、冷めちゃうしなぁ・・・」
クイン『シャーッ』
「うーん相変わらず何言ってるのかわからない」
クインの様子を見て大丈夫そうかも?と勝手に判断した陽輝は食器を持って家の中へ戻っていこうとする。
「ま、サニーさんが帰ってくるまでの辛抱だからさ
帰ってきたらきっとまたクインのことかわいがってくれるよ~?」
そう茶化す陽輝の顔は笑っていたが、何かを感じ取ったクインは戻っていく陽輝の後ろ姿をずっと見つめていたのだった。
さらに翌日。
昨日と同様に帰りが遅くなった陽輝は急いで夕飯の準備をしようと台所まで行こうとする。
そんな陽輝を急いで追いかけていったポピーの口には紙が咥えられていた。
ポピー『ピギッ!』
「ん?・・・何この紙?」
ポピーから紙を受け取った陽輝はそこに書いてある内容に目を走らせる。
「ん~?こんなのサニーさんから特に聞いてないけどなぁ・・・こりゃ明日は残業出来ないか」