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クインのおかげですぐに先程の水煙の元まで辿り着いた四人。
そこにはまさに”死の滝”と呼ばれる光景が広がっていた。
巨大な滝口から流れてくるのは溺れている巨大な猛獣たちや巨大な岩。
猛獣は滝壺まで落ちると続けて落ちてきた岩によって底へと沈められる。
トリコ「おいおい、リーガルマンモス級の猛獣が潰されてるぞ」
サニー「近くで見るとなかなかパネェ」
「地獄絵図かな?」
小松「帰りましょう、トリコさん、サニーさん」
小松の言葉を華麗にスルーする二人は平然とデスフォールを眺めている。
トリコ「なるほどな、水責めだけかと思いきや山のように巨大な岩や流木も含んだ水の爆弾か、くらったらひとたまりもねーな」
サニー「さて、こいつをどこから攻略する?」
トリコ「水中はどーだ?」
小松(ダメだこの人達行く気満々!!!)
「小松くん・・・サニーさんのことは頼みましたよ」
小松「諦めきった顔で縁起でもないこと言わないでくださいよ!?」
親指を立てながら小松に後を託そうとする陽輝を説得している間、トリコとサニーはこのデスフォールをどう攻略するかの作戦を練っていた。
だが、良い案は浮かばなかったらしい。
サニー「やはりここは華麗に美しく、正面突破か」
そう呟くと何の躊躇いもなくクインから飛び降りる。
トリコ「サニー!」
小松「サニーさん!」
「っ!」
サニーは水面にぶつかる前に触覚を広げ、アメンボのように表面張力で水面に立つ。
その姿を感心した様子で見ているトリコと小松だったが、陽輝は無言のままだった。
サニー「お前らはこんな華麗なことできねーだろうから作ってやったぜ!
触覚のイカダ、ヘアラフトだ!さ、早く下りてきな、特別に乗っけてやるよ!」
サニーの足元には見えないイカダが作られており、サニーはその上に乗っているらしい。
サニー「当然、陽輝以外は土禁だがな!あ、水虫とかなら逆に靴履けよ」
トリコ「でかしたサニー!よし行くぞ小松!陽輝!
・・・陽輝?」
小松「陽輝さん・・・?」
「っ・・・」
いつもなら元気よく返事を返してくれる陽輝からの返事がなく、疑問に思ったトリコと小松は陽輝の方を見る。
そこには顔が真っ青で手も震え、呼吸も荒くなっている陽輝の姿があり、トリコの声も届いていないようだった。
トリコ(このにおい、強い恐怖によるものだと思うが・・・何だ、この尋常じゃねぇ怯え方は・・・?)
今まで見たことのない陽輝の様子に驚くが、まずは落ち着かせようと肩を掴み声をかける。
トリコ「・・・陽輝、陽輝!」
「っ!と、トリコ・・・?」
トリコに何度か呼ばれ、ようやく自分が呼ばれていることに気付いた陽輝は呼吸を整える。
小松「だ、大丈夫ですか!?顔色悪いですよ・・・?」
「え・・・あ、はは、ちょっと怖いなって思っただけですよ、大丈夫ですって」
トリコ「・・・・・・」
笑いながらそう答える陽輝だったが、さすがにトリコも小松も違和感を感じざるを得なかった。
何かを隠していることは明白だったが、今は詮索する時ではないと判断したトリコは陽輝を抱き上げた。
「わっ!?と、トリコ!?」
トリコ「陽輝、目ぇ瞑ってな!しっかり掴まってろよ!・・・絶対離さねぇからよ」
「!は、はい・・・!」
しっかりとしがみつく陽輝の身体がまだ震えていることにトリコだけが気付く。
何故、という疑問を心の奥底に押しやると小松の手を引き、ヘアラフトに勢いよく降り立った。
そこにはまさに”死の滝”と呼ばれる光景が広がっていた。
巨大な滝口から流れてくるのは溺れている巨大な猛獣たちや巨大な岩。
猛獣は滝壺まで落ちると続けて落ちてきた岩によって底へと沈められる。
トリコ「おいおい、リーガルマンモス級の猛獣が潰されてるぞ」
サニー「近くで見るとなかなかパネェ」
「地獄絵図かな?」
小松「帰りましょう、トリコさん、サニーさん」
小松の言葉を華麗にスルーする二人は平然とデスフォールを眺めている。
トリコ「なるほどな、水責めだけかと思いきや山のように巨大な岩や流木も含んだ水の爆弾か、くらったらひとたまりもねーな」
サニー「さて、こいつをどこから攻略する?」
トリコ「水中はどーだ?」
小松(ダメだこの人達行く気満々!!!)
「小松くん・・・サニーさんのことは頼みましたよ」
小松「諦めきった顔で縁起でもないこと言わないでくださいよ!?」
親指を立てながら小松に後を託そうとする陽輝を説得している間、トリコとサニーはこのデスフォールをどう攻略するかの作戦を練っていた。
だが、良い案は浮かばなかったらしい。
サニー「やはりここは華麗に美しく、正面突破か」
そう呟くと何の躊躇いもなくクインから飛び降りる。
トリコ「サニー!」
小松「サニーさん!」
「っ!」
サニーは水面にぶつかる前に触覚を広げ、アメンボのように表面張力で水面に立つ。
その姿を感心した様子で見ているトリコと小松だったが、陽輝は無言のままだった。
サニー「お前らはこんな華麗なことできねーだろうから作ってやったぜ!
触覚のイカダ、ヘアラフトだ!さ、早く下りてきな、特別に乗っけてやるよ!」
サニーの足元には見えないイカダが作られており、サニーはその上に乗っているらしい。
サニー「当然、陽輝以外は土禁だがな!あ、水虫とかなら逆に靴履けよ」
トリコ「でかしたサニー!よし行くぞ小松!陽輝!
・・・陽輝?」
小松「陽輝さん・・・?」
「っ・・・」
いつもなら元気よく返事を返してくれる陽輝からの返事がなく、疑問に思ったトリコと小松は陽輝の方を見る。
そこには顔が真っ青で手も震え、呼吸も荒くなっている陽輝の姿があり、トリコの声も届いていないようだった。
トリコ(このにおい、強い恐怖によるものだと思うが・・・何だ、この尋常じゃねぇ怯え方は・・・?)
今まで見たことのない陽輝の様子に驚くが、まずは落ち着かせようと肩を掴み声をかける。
トリコ「・・・陽輝、陽輝!」
「っ!と、トリコ・・・?」
トリコに何度か呼ばれ、ようやく自分が呼ばれていることに気付いた陽輝は呼吸を整える。
小松「だ、大丈夫ですか!?顔色悪いですよ・・・?」
「え・・・あ、はは、ちょっと怖いなって思っただけですよ、大丈夫ですって」
トリコ「・・・・・・」
笑いながらそう答える陽輝だったが、さすがにトリコも小松も違和感を感じざるを得なかった。
何かを隠していることは明白だったが、今は詮索する時ではないと判断したトリコは陽輝を抱き上げた。
「わっ!?と、トリコ!?」
トリコ「陽輝、目ぇ瞑ってな!しっかり掴まってろよ!・・・絶対離さねぇからよ」
「!は、はい・・・!」
しっかりとしがみつく陽輝の身体がまだ震えていることにトリコだけが気付く。
何故、という疑問を心の奥底に押しやると小松の手を引き、ヘアラフトに勢いよく降り立った。