"守りたい"のその先へ
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~サニーside~
三途の道で修行してから結構な日数が経ったある日の夜。
当然陽輝とおしり虫・・・ポピーは寝ている時間だ。
相変わらず陽輝は危機感もなく俺の横に寝転がっており、ポピーを抱きしめながらぐっすりと寝ている。
陽輝の寝顔をぼんやり眺めていると、愚衛門が見張りから戻ってきた。
愚衛門「大分直観のことがわかってきたなサニー」
サニー「まぁな、さっさと直観を会得して強くならねーとだし?
じゃねーと、こいつを守れねぇ」
俺はこいつを・・・陽輝を守れるくらい強くなって、一緒にグルメ界に行くって約束したんだ。
約束を破るなんて美しくねーことはしねーし。
愚衛門「少し前は渋々守ってやってる、って感じだったのに随分な変わりようじゃないか」
サニー「うっせーし、こいつの前で言えるわけねーだろ」
つか、あんたが結婚だどうの言うからだろ。
こんな理由で結婚とかありえねーし。
愚衛門「ほ〜う、こりゃ相当惚れてるな!」
サニー「はぁ!?惚れっ・・・!?」
反射で勢いよく立ち上がる。
サニー「別にそんなんじゃ・・・!」
って、何でこんな動揺してんだよ俺。
前に所長に言われた時は何も思わなかったのに・・・。
愚衛門「なんだ違うのか?」
先程までニヤニヤしていた愚衛門だったが、珍しく真面目な表情になる。
愚衛門「俺には、惚れた女を守るために強くなろうとしてるようにしか見えんが」
サニー「っ!」
愚衛門「ま、直観だがな、ぎゃははは!」
いつものように下品な笑い方をしながら愚衛門はどこかへ行ってしまった。
サニー「・・・・・・」
混乱している頭を整理するように呆然としながら俺は考える。
俺が、陽輝に惚れてる・・・?
ありえねぇ、と思いつつも何故かすんなり受け入れてる自分もいる。
俺はただ、あいつの笑ってる顔が美しいって思ってるだけで・・・一度、可愛いなんて思っちまった時もあったが。
それを守りたい、あいつを守りたいって・・・。
・・・・・・。
サニー「はぁ~~~」
力なく地面に座り込み深いため息ををついた後、気付かなくてもよかった事実に気付いてしまったと、頭を抱える。
そして、口にしなきゃいいのに、俺は何故か呟いてしまう。
サニー「・・・好きじゃねぇかよ・・・俺・・・」
赤くなっていく顔を手で覆いながら、一人項垂れたのだった。
三途の道で修行してから結構な日数が経ったある日の夜。
当然陽輝とおしり虫・・・ポピーは寝ている時間だ。
相変わらず陽輝は危機感もなく俺の横に寝転がっており、ポピーを抱きしめながらぐっすりと寝ている。
陽輝の寝顔をぼんやり眺めていると、愚衛門が見張りから戻ってきた。
愚衛門「大分直観のことがわかってきたなサニー」
サニー「まぁな、さっさと直観を会得して強くならねーとだし?
じゃねーと、こいつを守れねぇ」
俺はこいつを・・・陽輝を守れるくらい強くなって、一緒にグルメ界に行くって約束したんだ。
約束を破るなんて美しくねーことはしねーし。
愚衛門「少し前は渋々守ってやってる、って感じだったのに随分な変わりようじゃないか」
サニー「うっせーし、こいつの前で言えるわけねーだろ」
つか、あんたが結婚だどうの言うからだろ。
こんな理由で結婚とかありえねーし。
愚衛門「ほ〜う、こりゃ相当惚れてるな!」
サニー「はぁ!?惚れっ・・・!?」
反射で勢いよく立ち上がる。
サニー「別にそんなんじゃ・・・!」
って、何でこんな動揺してんだよ俺。
前に所長に言われた時は何も思わなかったのに・・・。
愚衛門「なんだ違うのか?」
先程までニヤニヤしていた愚衛門だったが、珍しく真面目な表情になる。
愚衛門「俺には、惚れた女を守るために強くなろうとしてるようにしか見えんが」
サニー「っ!」
愚衛門「ま、直観だがな、ぎゃははは!」
いつものように下品な笑い方をしながら愚衛門はどこかへ行ってしまった。
サニー「・・・・・・」
混乱している頭を整理するように呆然としながら俺は考える。
俺が、陽輝に惚れてる・・・?
ありえねぇ、と思いつつも何故かすんなり受け入れてる自分もいる。
俺はただ、あいつの笑ってる顔が美しいって思ってるだけで・・・一度、可愛いなんて思っちまった時もあったが。
それを守りたい、あいつを守りたいって・・・。
・・・・・・。
サニー「はぁ~~~」
力なく地面に座り込み深いため息ををついた後、気付かなくてもよかった事実に気付いてしまったと、頭を抱える。
そして、口にしなきゃいいのに、俺は何故か呟いてしまう。
サニー「・・・好きじゃねぇかよ・・・俺・・・」
赤くなっていく顔を手で覆いながら、一人項垂れたのだった。