迷子
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三途の道での日々が続いたある日のこと。
「いけー!愚衛門さーん!サニーさーん!」
今日も多くの猛獣を相手に戦っている二人を遠く離れている大きな岩の陰から応援する陽輝。
サニー「今だ!ヘアパンチ!!!」
サニーの攻撃を受けた猛獣は吹き飛んだ後、地面に落ちて動かなくなった。
「かっこいいですよサニーさーん!」
サニー「たりめーだろ?つか、美しいと言え美しいと」
「えー」
サニー「えー、って!」
そう突っ込んでいると、他の猛獣と戦っていた愚衛門が二人に向かって叫ぶ。
愚衛門「そっちに行ったぞ!」
サニー・陽輝「「!」」
二人の方へ一匹の猛獣が飛んでくる。
サニーは迎え撃とうと構えるが、猛獣の様子がどこかおかしいことに気付く。
サニー(・・・?こいつ、俺の方に見向きもしねぇ
どういうことだ・・・?)
猛獣の視線がサニーではなく、後ろ側にいる陽輝の方に向けられていたのだ。
「な、何で私の方見てんの・・・!?」
陽輝も猛獣の視線に気付いたらしく後退ると、後ろに先程までは無かった感触があった。
「ん?」
『ピギーッ!』
「うわっ!えっ!?何!?」
愚衛門「あれは・・・おしり虫か!」
陽輝の後ろには本来ここにいるはずのないおしり虫が怯えながら陽輝と一緒に岩の陰に隠れていた。
陽輝も二人が猛獣を戦っている様子を見ることに集中していたため、自分の後ろにいたことに気付かなかったのだ。
サニー「はぁ?おしり虫だ?何でこんなとこにいんだよ」
愚衛門「どうやら迷い込んだらしいな
離れたところに巣があるのは知ってたが、普段は猛獣だらけのここに来ることはない」
サニー「なるほどな、道理でこいつが俺を無視して陽輝の方を見るわけだ」
サニーが猛獣を見据えると、猛獣は雄叫びをあげながらおしり虫目掛けて勢いよく飛んでくる。
「危ない!」
『ピギュッ!』
おしり虫が狙われていると気付いた陽輝は咄嗟におしり虫を庇おうと抱きしめる。
ギュッと目を瞑っていたが、猛獣が襲ってくる気配もなく、雄叫びも聞こえなくなり、そっと目を開ける。
サニー「何やってんだよお前は」
陽輝に向かって呆れながらそう言うサニーは、既にヘアロックで猛獣を抑え込んでいた。
「いけー!愚衛門さーん!サニーさーん!」
今日も多くの猛獣を相手に戦っている二人を遠く離れている大きな岩の陰から応援する陽輝。
サニー「今だ!ヘアパンチ!!!」
サニーの攻撃を受けた猛獣は吹き飛んだ後、地面に落ちて動かなくなった。
「かっこいいですよサニーさーん!」
サニー「たりめーだろ?つか、美しいと言え美しいと」
「えー」
サニー「えー、って!」
そう突っ込んでいると、他の猛獣と戦っていた愚衛門が二人に向かって叫ぶ。
愚衛門「そっちに行ったぞ!」
サニー・陽輝「「!」」
二人の方へ一匹の猛獣が飛んでくる。
サニーは迎え撃とうと構えるが、猛獣の様子がどこかおかしいことに気付く。
サニー(・・・?こいつ、俺の方に見向きもしねぇ
どういうことだ・・・?)
猛獣の視線がサニーではなく、後ろ側にいる陽輝の方に向けられていたのだ。
「な、何で私の方見てんの・・・!?」
陽輝も猛獣の視線に気付いたらしく後退ると、後ろに先程までは無かった感触があった。
「ん?」
『ピギーッ!』
「うわっ!えっ!?何!?」
愚衛門「あれは・・・おしり虫か!」
陽輝の後ろには本来ここにいるはずのないおしり虫が怯えながら陽輝と一緒に岩の陰に隠れていた。
陽輝も二人が猛獣を戦っている様子を見ることに集中していたため、自分の後ろにいたことに気付かなかったのだ。
サニー「はぁ?おしり虫だ?何でこんなとこにいんだよ」
愚衛門「どうやら迷い込んだらしいな
離れたところに巣があるのは知ってたが、普段は猛獣だらけのここに来ることはない」
サニー「なるほどな、道理でこいつが俺を無視して陽輝の方を見るわけだ」
サニーが猛獣を見据えると、猛獣は雄叫びをあげながらおしり虫目掛けて勢いよく飛んでくる。
「危ない!」
『ピギュッ!』
おしり虫が狙われていると気付いた陽輝は咄嗟におしり虫を庇おうと抱きしめる。
ギュッと目を瞑っていたが、猛獣が襲ってくる気配もなく、雄叫びも聞こえなくなり、そっと目を開ける。
サニー「何やってんだよお前は」
陽輝に向かって呆れながらそう言うサニーは、既にヘアロックで猛獣を抑え込んでいた。