自信
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元いたベンチに再度座っているニ人。
日が暮れ始めていて人通りもかなり減ってきていた。
「いや~無事見つかって良かったですね!」
サニー「だな、このまま夜までお守りさせられるところだったぜ」
「とかなんとか言いながら、あの子が食べたいって言ったもの全部買ってあげてたじゃないですか」
サニー「仕方ねーだろ、腹減ってるっつーから・・・」
「ほら~、やっぱりサニーさんは優しい!好きだなぁ~!」
サニー「お前に言われても嬉しくともなんともねーし
・・・あ」
サニーはいろいろあって忘れていたことを思い出す。
サニー「そうだお前!散々買わせやがって!あいつの分はいいとして、何でお前の分も買わなきゃなんねーんだよ!」
「仕方ないじゃないですか~、お腹空いてるって言うから~」
サニー「同じ返しすんな!何が仕方ないだ!」
サニーのツッコミにひとしきり笑った後、理由を説明する陽輝。
「あの子、自分だけ食べるのは申し訳ないって顔してたんで、私も一緒に食べれば気を使わないでいいかなぁって思ったんですよ
・・・いっぱい買わせちゃったことは申し訳ないって思ってます、すみません・・・」
サニー「・・・そーかよ」
陽輝なりの理由があったこと、そしてそれが全てユウタのためを思ってのことだったと知り、サニーはユウタと出会った時のことを思い出していた。
母親がいないと話したユウタが大泣きしてしまった時、陽輝がわざと大きな声を出してビックリさせることで意識をこちらに戻させていたのだ。
サニー(フン、案外良いとこあんじゃねーか)
いつも研究所で役に立ちたいからと仕事を詰め込みがちな陽輝の純粋な優しさに触れ、サニーは少しだけ見直したのだった。
「しっかし、今日は美味しいものいっぱい食べたなぁ」
サニー「変に注目されたり迷子の子守することになったり余計なもん買わされたりと、散々だったけどな」
チクチクと嫌味のようなことを言ってくるサニーに申し訳ないと思いつつも、あはは、と笑う陽輝。
「あの・・・すみませんでした、わざわざ連れてきてもらっちゃって」
サニー「別にお前のためじゃねーし、偶然見かけたから連れてきてやっただけだ」
「ですよね~、サニーさんが私なんかと回りたいわけないですよね~・・・
それでも、今までこうやって誘われることがなかったんですごく嬉しかったんですよ?しかも推しに誘われるなんて!
まぁだからこそ私なんかで大丈夫なのかなーとも思いましたけど」
陽輝の言葉に引っかかったのか、少し苛立ったように切り出す。
サニー「・・・前から思ってたけどよ、お前何でそんなに自分に自信ねーわけ?」
「え」
サニー「いっつも”私なんか”って言ってるだろ」
「そ、そんなに言ってました?・・・言ってましたね」
自分の言動を思い返し、指摘された通りだったことに気付く。
「別にそんな変な意味とかないですよ?なんというか・・・癖みたいな?そんな感じです」
サニー「何だよその癖・・・ついでにもう一つ聞くけどよ」
「?」
サニー「何で誰かに必要とされたいって思ってんだ、お前」
「!何で知って・・・」
サニー「研究所の奴から聞いたんだよ、お前がそういう感じのこと言ってたって」
心当たりがあったようで、頭を抱えながら項垂れる陽輝。
「あーあの時の・・・!
やらかしたとは思ってましたけど、よりによってサニーさんに伝わってしまうとは・・・やっちゃったなぁ」
サニーの問いにどう答えようか悩んだ後、口を開く。
日が暮れ始めていて人通りもかなり減ってきていた。
「いや~無事見つかって良かったですね!」
サニー「だな、このまま夜までお守りさせられるところだったぜ」
「とかなんとか言いながら、あの子が食べたいって言ったもの全部買ってあげてたじゃないですか」
サニー「仕方ねーだろ、腹減ってるっつーから・・・」
「ほら~、やっぱりサニーさんは優しい!好きだなぁ~!」
サニー「お前に言われても嬉しくともなんともねーし
・・・あ」
サニーはいろいろあって忘れていたことを思い出す。
サニー「そうだお前!散々買わせやがって!あいつの分はいいとして、何でお前の分も買わなきゃなんねーんだよ!」
「仕方ないじゃないですか~、お腹空いてるって言うから~」
サニー「同じ返しすんな!何が仕方ないだ!」
サニーのツッコミにひとしきり笑った後、理由を説明する陽輝。
「あの子、自分だけ食べるのは申し訳ないって顔してたんで、私も一緒に食べれば気を使わないでいいかなぁって思ったんですよ
・・・いっぱい買わせちゃったことは申し訳ないって思ってます、すみません・・・」
サニー「・・・そーかよ」
陽輝なりの理由があったこと、そしてそれが全てユウタのためを思ってのことだったと知り、サニーはユウタと出会った時のことを思い出していた。
母親がいないと話したユウタが大泣きしてしまった時、陽輝がわざと大きな声を出してビックリさせることで意識をこちらに戻させていたのだ。
サニー(フン、案外良いとこあんじゃねーか)
いつも研究所で役に立ちたいからと仕事を詰め込みがちな陽輝の純粋な優しさに触れ、サニーは少しだけ見直したのだった。
「しっかし、今日は美味しいものいっぱい食べたなぁ」
サニー「変に注目されたり迷子の子守することになったり余計なもん買わされたりと、散々だったけどな」
チクチクと嫌味のようなことを言ってくるサニーに申し訳ないと思いつつも、あはは、と笑う陽輝。
「あの・・・すみませんでした、わざわざ連れてきてもらっちゃって」
サニー「別にお前のためじゃねーし、偶然見かけたから連れてきてやっただけだ」
「ですよね~、サニーさんが私なんかと回りたいわけないですよね~・・・
それでも、今までこうやって誘われることがなかったんですごく嬉しかったんですよ?しかも推しに誘われるなんて!
まぁだからこそ私なんかで大丈夫なのかなーとも思いましたけど」
陽輝の言葉に引っかかったのか、少し苛立ったように切り出す。
サニー「・・・前から思ってたけどよ、お前何でそんなに自分に自信ねーわけ?」
「え」
サニー「いっつも”私なんか”って言ってるだろ」
「そ、そんなに言ってました?・・・言ってましたね」
自分の言動を思い返し、指摘された通りだったことに気付く。
「別にそんな変な意味とかないですよ?なんというか・・・癖みたいな?そんな感じです」
サニー「何だよその癖・・・ついでにもう一つ聞くけどよ」
「?」
サニー「何で誰かに必要とされたいって思ってんだ、お前」
「!何で知って・・・」
サニー「研究所の奴から聞いたんだよ、お前がそういう感じのこと言ってたって」
心当たりがあったようで、頭を抱えながら項垂れる陽輝。
「あーあの時の・・・!
やらかしたとは思ってましたけど、よりによってサニーさんに伝わってしまうとは・・・やっちゃったなぁ」
サニーの問いにどう答えようか悩んだ後、口を開く。