罰ゲームの功名 裏【執筆中】
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「はあああ!?」
「由香の負けーー!!」
「罰ゲームの『彼氏とSMをやる』はあんたに決定!」
…それは、先週の土曜日の夜のこと。
明日は休みだから、と高校の頃の友人と集まって飲み会をしていて、ふとしたきっかけで何かゲームでもしよう、という運びになった。
その場にあったのは友人の一人が持ってきていたトランプのみで、負けても何もないのはつまらないよねといって持ち出された罰ゲームがそれ。言い出したのは誰だったかは覚えていないが、確実に酔っ払っていただろうことは確かだ。
酒が入って勢い付き、負けやしないだろうとたかをくくっていた私も、最後までジョーカーが手元から離れていかなかった時は顔を青くさせた。
「罰ゲームは絶対だよー?」
「まあまあ、あんたの彼氏…石田君だっけ?はなんかSっぽいし、あんたもどちらかというとM寄りっぽいじゃん。案外合ってるかもよ?」
「わ、私達はノーマルだって…!そもそもどうやって言えばいいのさそんな事〜!」
「よっし!じゃあ皆でいい誘い文句考えようか!」
他人の不幸は蜜の味とはよく言ったもので、狼狽えるのは当人である私一人だけ。
それから乗りに乗った皆によって勝手に色々と取り決めが成され、気付けば『絶対報告すること!』と逃げ道のないところまで追い詰められていたのであった。