三成、私の御主人様になってください! 裏
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「ふ…ふ…ふざけるな貴様ぁぁぁ!」
「ひゃあ!ごめんなさい!でも無理もう抑えられない!言葉だけでも!拘束だけでもいいからお願い!」
「私にそのような趣味はない!」
「知ってるよ!私がMなんだよ!」
…今までの壊れ物に触るみたいな行為で、それは充分に理解している。性癖の押し付けなんてするものじゃないのもわかってる!
だけど、したいんだもん!
「三成がその気なら私にだって考えがあるんだから!半兵衛さんに鎖の先差し出してきてやるっ!」
「な…っ!」
…三成は、秀吉さんと半兵衛さんの名前にすごく弱いから、話の引き合いに出すと案外コロッと考えを変えてくれたりする。
私は三成の彼女なんだから、本当に半兵衛さんに抱かれるつもりはないけど、あの人は誰の目から見ても立派な女王様だ。
こう言えば三成だって乗ってくるだろうと硬直した彼をじっと見ていると、拗ねたように背中を見せられた。
「…半兵衛様にそのような下らないことはさせられない。…来い、相手をしてやる」
…ほら、やっぱり。
私は過去一度、元就にオセロで勝ったことのある女なんだから。小学生の時だったけど。
…にしても、さっきまでキレていた割にいきなりテンションが低くなった。
単純に怒りが冷めたというのも考えられるけど、この感じは…
「…ねぇ三成、もしかしてだけど、半兵衛さんに嫉妬しちゃってる?」
「………!」
三成の前に回り込んで、いつもは真っ白な顔を覗き込んだ。いつもは本当に血の気がなくて、軽く生きてるか不安になるくらいの顔だ。
だけど、今は林檎みたいに真っ赤。
地が白いから、少しでも赤くなるとすぐわかる。…図星らしい。
「っもぉ〜〜可愛いなぁ!心配しなくても、他の人のものになんてならないよ!」
「ざ…っ戯れるな!やるならさっさとしろ!」
「うん!」
細い三成の身体に、ぎゅうっと抱きつく。
…三成はとても可愛くて、こんな私だけど大事にしたいと思う。だから、こういうのは、私が本気で耐えかねた時だけにしよう。
三成が真に満たされる行為をした後、ベッドの上で満足げに少し微笑む顔が、何より好きだから。