罰ゲームの功名 裏【執筆中】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
息を整え、少し顔つきが常通りのものに近づいてから、三成は私にまた一つ命令を下した。
「今から玩具の振動を最大にする。それを使って達してみせろ。それまでは口の中のものを飲み込むことも吐き出すことも許さん」
「…は、い……」
思考も身体も既に所有権は彼のもので、座り込んだまま聞く命令に『逆らえない』と本能が言っている。
すぐに彼の指先一つでバイブが内壁を掻き撫でるような強さで振動を始め、いきなりの強い刺激に飛んでいきそうな勢いで腰が跳ね上がった。気を抜けば声をあげると同時に口内の白濁が溢れてしまいそうで、咄嗟に引き結んだ唇を掌で押さえる。
「ん、ッふん……ッ♡んんッ…!」
「良い場所に自分で当ててみろ。私は手伝わん、その程度の自慰くらいできるだろう」
「…ッふ、んん…ッ、ッんぅッ、ッぅ…♡」
バイブで探ってみれば、秘部はとっくに溢れ返るほどの水気を含んでいた。まさか先程の仕打ちが関係しているなんて思いたくないが、確実に一度達した後よりも遥かに蕩けていて、溢れてくる音はひどく卑猥だ。分泌された粘液によって激しく擦られることにも痛みは感じず、冷たい無機物に犯されているというのにあるのは快楽だけだった。
ゆっくりと腰を動かして、弱いかもしれない、と思う場所に振動を押し当てるだけで、痺れるような官能が背筋をざわつかせて駆け上がる。
道具を使っての自慰なんて経験がなくて手探りだけれど、中の壁に触れるだけでも多少は気持ちいいのは知っていたから、恐る恐るバイブの持ち手を摘んで入り口から奥まで何度も往復させた。しっかりした発音はできないせいで、思わず弱点を捉えてしまった時なんかは喉の奥から引き絞るような高い声が漏れて、羞恥心を一層煽られる。
「ッーー、ッぅ、んん"ッ、んんー…!っんん」
「淫らな姿だな、由香。…その出っ張りを陰核に当てろ。そちらも動かす」
「…っ、ッんんん"……ッんーー!っふんんん…♡んんッ…♡ッふゔぅ、んん…っ」
バイブには、棒状の本体から独立しているらしい長細い出っ張りが横に付いていた。いったい何のための部分なんだろうと思っていたが、ちゃんと使い道はある部分だったらしい。
シリコンか何かでできているのか、柔らかさのあるそれが中と一緒に陰核を刺激し始めると、いよいよ快感は私の中に留めておける限界に向かい始めた。
蕩けた秘部をぐちゃぐちゃにかき混ぜられるような感覚と、ずっと鼻腔を蔓延している雄の匂いに、脳が薬でも盛られたみたいに麻痺して羞恥や戸惑いなんてもう欠片も無くなってしまう。
良い所も何も中が擦れるだけで気持ち良くて、バイブを一番奥に押し込んだまま震動に晒される感覚だけで上り詰めた。
「……ッ!んん…っ!んんんっ…!ふぐ、ん"……っ!」
「飲み込め、由香」
「っ!…っん、ふぐ、っけほ!けほっ…!」
視界も頭の中も真っ白な状態で聞こえた声に、反射のように口腔が応えようとする。自分自身でも意識せずの行動だったため上手く飲み込みきれず、咳き込んで唾液が混じった白濁した液体を掌へ吐き出してしまった。
器官と、鼻の方にも入り込んだのか、つんとする痛みと一緒におかしなところが粘つく感覚がする。
溢してしまったそれを、私はごく自然に舌で舐め取って、口内へまた導いた。はしたないとは思うのだけれど、もういつも通りの三成の彼女としての行動をする必要をまったく感じられないほどに、私は変えられてしまっているようだ。
「はぁ…っ♡ん、ご主人様…っ」
「…由香…、貴様はそうまで満ち足りた淫らな顔をするのか。人間であることを放棄した様も…、よく似合っている」
「…っ、はぁ…、ああ、…、嬉しい…っ」
こんな姿を一人だけ晒して、私に少しでも理性が残っていれば、人間としても女としても抵抗を拭えないような状況だっただろう。
そして今のぞくぞくする言葉にし難い気持ち良さは、多分そういうものを全部吹っ飛ばした後でしか得られない特別な快楽なのだ、きっと。
側でこちらを眺めていた半兵衛さんは、三成へ徐ろに何かを差し出して、私をその指で差した。じゃらりと鳴る金属がぶつかる音に、その意味がわかって心臓がいっそう激しく脈打つ。
「僕が思った以上に両方素質があるみたいだから、もうついていなくても平気だろう。あとはこれを着けてあげるといいよ。きっとこれ以上なく従順になるさ。…じゃあ、楽しみたまえ」
「は、お手数をおかけして申し訳ありません」
仕事は終わったというように、半兵衛さんはそれだけ言って部屋を出ていった。
二人きりになった部屋で、彼を下からそっと見上げる。三成はその手に預けられた鎖付きの首輪の留め具を外して、熱い視線をこちらへ返してきた。
「…由香、上を向け。首輪で繋ぐ」
「、は………い」
三成の手で、私の首に赤い首輪が着けられる。
鎖を引かれればその動きのまま従順にベッドに上がった私に、彼はほんの少し口角を上げて、手のひらで頬を軽く撫でてくれた。
9/9ページ