罰ゲームの功名 裏【執筆中】
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手錠とローターを外された私は、とうとう下着まで脱がされて、三成の足元に座っていた。
三成はベッドのへりに腰掛けていて、位置関係的にはさっきと真逆だ。しかし見下ろしてくる視線とそこに含まれる熱量は先程と変わりなく、私は居心地悪く目を逸らした。
「次は少し、君に余興をやってもらおうと思うんだ」
「よ、余興……?」
半兵衛さんはあくまで傍観の構えらしく、壁際に立ったまま大きく動こうとはしない。
余興というと、普通は歌ったり踊ったりやらの場を盛り上げるための芸を指すことが多いのだけれど、この場合の余興とはそういうものではなさそうだ。
私が恐る恐る聞き返すと、半兵衛さんは先程持ってきたらしい黒い箱の中から、これも見覚えのある玩具を取り出した。男性器を模しているらしい棒状のフォルム。少し先の方が柔らかい素材でできているのは、三成に渡された小型のコントローラーによって動かすことができるようになっているのだろう。
遠隔操作ができるらしいバイブを目の前に差し出され、彼の言う余興というのが何なのか、私は理解できてしまった。
「そこでこれを挿れて見せたまえ。ああ、勿論消毒はしてあるよ」
「え、……あ、は、半兵衛さん、そんな、私」
「違う。今の君に、僕をそう呼ぶ許可は出せないな」
「へ……」
ローターでさえ恥ずかしかったのに、バイブなんて自分で挿れられるわけがない。せめてもう少し易しめの命令にしてくれないかと言おうとした口は、冷たい声色で遮られた。
私の顔を覗き込んでくる半兵衛さんは、緩慢な仕草で三成の方を指し示して見せる。
「形だけとはいえ、今の君は彼の所有物であり飼い犬だ…、三成君のことは、ご主人様、と呼ばなければいけない。犬として、自分より上の相手は見極められるようにならなくてはね」
「………っ」
「もっとちゃんと、頭を低くして正しい振る舞い方をするんだ。できるだろう?」
子供に言い聞かせるような優しい声なのに、有無を言わせない態度は流石彼といった感じだ。文句を言うどころか何の言葉も挟むことができない。…彼が、私より格上か格下かなんて、既にこの時点でわかりきっている。
この場には、私より上の人間しかいないと、半兵衛さんは言いたいのだろう。
「さあ、言ってみたまえ」
「…は、半兵衛、様…」
「ふふ、よくできました」
…無理だ、逆らえない。彼らの命令に従うことが一番正しいことであるような錯覚に踊らされ、言われるままに差し出された玩具を手に取った。
「さっさとしろ、私を待たせるな。既に充分濡らしているはずだ、もう入るだろう」
「…ご、主人、様……、はい……」
半兵衛さんは言わずもがな、三成だって既に『ご主人様』の顔をしていて、支配される側の枠に私を押し込めてしまう。
私は半ば思考を放棄した空っぽの頭のままバイブを脚の間に跨ぎ、先を入り口に合わせた。
勿論恥ずかしいのだけれど、羞恥は彼らの命令の強制力を覆すほどにはならなくて、ゆっくりと腰を落として中に冷たい玩具を飲み込んでいく。
「…ふ……っ、ぁ…、っぁあ!っぁああ!」
「由香…、顔を見せろ。腰は沈めたまま…、そうだ、その顔だ…」
「……っ、は、恥ず、かしい、よ……」
中で、バイブの先が上下に、左右にと蠢いている。私が動かなくても無機質な振動は私の体内を刺激し、はしたない反応なんて見せたくなくてぎゅっと唇を噛んだ。
いつも私が余裕をなくしている時は彼もまた同じように切羽詰まっていたから、私一人だけが掻き乱されるというのに無性な抵抗感を抱いてしまう。
「、……っ、ん…っ、っ……は、ぁ…っ」
「……由香…、来い」
「……っ、は、はい…」
三成に手招かれ、脚の間へ身体を割り込ませる。
霞む視界を前へ向ければ、そこにはズボン越しでもわかるほどにそそり勃った彼のものがあった。少し硬めの素材の布の下で、彼の欲が解放されたそうに脈打っている。
……こんなに、三成がこの行為に興奮している、なんて。いつも私とする時の彼は、それが反応していてもどこか遠慮がちで受け身だった。こんなに野性的な…、凶暴なほどの欲を彼から感じたのは初めてだ。
「私に奉仕してみろ。私が達するまで」
「…は、はい…」
やっぱり彼らしくない台詞と熱が篭った視線に、私の中にむずつくような何かが込み上げる。
だけどそれは嫌なものではなくて、秘部に入ったままのバイブの振動から逃げるように腰を浮かせながら、震える手でズボンのチャックを下げた。