半兵衛さん、私の御主人様になってください! 裏
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「はーーッ、はーッ、はぁっ、は…ッ」
「…少しやりすぎてしまったかな?すまないね、君が嬉しそうによく鳴いていたものだから」
「い…ぇ」
ビクッと、爪先が痙攣している。身体には全く力が入らなくて、手首の枷がないと容易く崩れ落ちてしまうだろう。
半兵衛さんが鞭を収めた時には、私はもうすっかりと彼の責めの虜になっていた。
…鞭打ちだけでイってしまうと思ったのは、今日が初めてだった。結局そこまではいかなかったが、もう彼以外の鞭じゃ満足できそうにない。
恍惚として立つことも難しい私を半兵衛さんは一瞥すると、仕方ないというふうに後ろから手をまわした。彼は私の体重を支えたまま、器用に四肢の枷を外していく。
…この細腕のどこから、そんな力が出てるんだろう。
半兵衛さんって、ずっと女性的だと思ってたけど、こうしてみるとけしてその限りではないみたいだ。半兵衛さんの身体の男性的な硬さが、服越しにもはっきりと伝わってくる。
彼は美の女神に愛されたような顔立ちをしているけれど、服の下の身体も美しいんだろうか。
…知りたい。はしたない想像は止まることなく、女王様な彼だけじゃなくて、男の人な彼も、この身で受け止めてみたくなった。
「体力のない…、一度休憩するかい?」
「……その…まだ……、私…奥が、疼いて…仕方なくて……」
「…休みはいらないということかい?少々疲れると思うけど」
一度休んだ方がなけなしの体力は温存できるだろうが、この興奮を収めてしまうのはどうも勿体なく思えてしまう。
さっきの鞭打ちの名残で、私のそこは今充分に潤っているのだ。中を満たしてくれる何かが欲しくて、涎を垂らしてひくついている。
「…いい、です…お願いします、ご主人様」
「…そう求められては、応えないのも可哀想というものだね。いいよ…次は何をしてあげようか」
「ご主人、様…」
ベッドに上がって、半兵衛さんと少し見つめ合った。悪戯に、彼の指先は私の背中の鞭の痕を優しくなぞる。その手つきの優しさには不似合いなぴりっとした痛みが、支配されている感覚をより一層煽った。
…それは、キスマークよりも深く、鋭い感覚をもって刻み込まれた彼の証だ。
ご主人様の所有物であることによって欲情した身体が、身体と心を奥底まで暴かれたいと疼きを増す。
「…うん。次は後ろを少し調教してみようか」
…その響きに、期待か不安か、心臓が大きく脈打った。
漫画やビデオではまるで当たり前みたいに行われている行為だけれど、実際はそう簡単にほいほいあけ渡したりできるような場所ではない。もともと排泄器官だった場所を、性的な刺激を感じる器官へと作り変えられるのだから。
少なくとも、今まで付き合った人達に躊躇なく好きにさせるようなことができたかといえば、答えは否であることは確かだった。…でも、半兵衛さんになら、いいような気がする。
「…私、頑張ります……ご主人様…」
「ふふ、そう固くならなくていいよ。君は力を抜いて、全て委ねていればいいんだ」
「はい…わかりました」
彼の言う通りに、ベッドの上で四つ這いになる。
後ろのあたりに添えられた指は、ローションか何かだろう、ぬめりのある液体で濡れていた。マッサージでもするみたいに窄まった肛門の周りを解されて、少しずつ力が抜けていく。
「…じゃあ、由香。君の後ろの処女は、僕が貰うよ?」
「は、い…貰って、くださいっ」
半兵衛さんなら、後悔するようなことにはならないだろう。
そう声をあげてすぐに入り込んできた違和感に、私は息を詰めてシーツをぎゅっと握った。