半兵衛さん、私の御主人様になってください! 裏
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ホテルの部屋は、いかにもSM系というような風貌をしていた。
壁際に設置された拘束台、普通のラブホの部屋よりも明らかに多いだろう大人の玩具、何冊か備え付けられているらしいSM雑誌。テレビもあるけど、多分それもSM的内容のAVでも流れるようになっているのだろう。
その雰囲気に圧倒されてカチコチになっている私に、半兵衛さんは何やら見覚えのあるフォルムのものを渡してきた。
「さっき言っていた感じからすると、まだ見られるのには抵抗があるだろう?僕の前でやる必要はないから、これをトイレで入れておいで」
「え、あ、これって…」
ドラッグストアなどで売っている、便秘解消などにお役立ちのアレ、浣腸薬だ。くくり的には医薬品だが、こういう行為にもよく使われる。
後ろの調教の時などはお世話になる人も多いそうだが、勿論私はやったことがなかった。便秘に悩まされたこともなかったし。
だって、ちゃんとSでもない人に後ろの調教を任せるなんて、流石に怖いし申し訳ないじゃないか。
…不慣れであることと、トイレの中でとはいえ暗に『出してこい』と言われた恥ずかしさに、私はそれを受け取ったまま少し俯いた。
「…おや、もしかして、見られるだけじゃなくこれも初めてなのかい?思った以上に初心なんだね。いつもの態度からして、後ろくらいは調教されていると思ったのだけれど」
「そ、その、ごめんなさい…」
「いいや、一から調教した方が反応が楽しめるから、文句はないよ。
…でも、そうだね…、わからなかったら、僕がやってあげようか?」
「いいえやり方くらいはわかるんで!」
…流石に、このハイパー美人な半兵衛さんの前で用を足せるほど、心が強くできてない。
私は彼から即座に距離を取ると、トイレに駆け込み、しっかりと鍵を掛けて見られないようにガードした。
扉の向こうから、クスクスと笑う声が聞こえる。どうやら、揶揄われていたらしい。恥ずかしい。
…さて。入れ方をネットなどで調べていて良かった。興味に負けた過去の私に全力で賞賛を送ってから下着を下ろし、浣腸をして便座に座る。
効果は確かなようで、入れて間の空かないうちにゴロゴロと鳴り出したお腹を、私は反射的に押さえた。排泄のために、腸が蠢いているのを感じる。
「う、…ッうぅ」
扉を隔てているとはいえ、私と半兵衛さんのいる位置は2mほどしか離れていない。この距離では、排泄の音はどう考えても聞こえてしまうだろう。音姫付いてないし。
恥ずかしながらも、どうしようもないと諦めて流れのまま力を抜くと、すぐに私の身体はお腹の中のものを吐き出し始めた。
「…ぅ……は、ぁ……」
「止んだら、水分を摂って何回か繰り返すから出ておいで」
「は、い…」
羞恥で顔を赤くしながらも、私はなんとか答えを返す。
…準備段階である今ですらこんなに恥ずかしくて屈辱的なのに、本番なんて私、身が持つんだろうか。
そう思いながらも、いつもよりも自分が興奮してしまっていることだって、私は十分理解していた。