Sっぽい官兵衛 裏
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「ひぅっ!やっ、やめっ…!ぅ、うぅ…官兵衛さん…っ」
「ほれ、仕置きだぞ、由香」
「や、ひゃっ!そ、ういうのは官兵衛さんの役目じゃないぃ…」
部屋に、布越しにお尻を叩かれる鈍い音が響く。
確かに子供のお仕置きとかでは定番だけど、いい年をした男と成熟してきている女がやることではないだろう。
勿論本気ではないんだろうけど、やっぱり官兵衛さんは元々力が強いから結構普通に痛い。
皮膚のこのヒリヒリする感じからして、赤くなってしまっていそうだ。
…にしてもお仕置きなんて、そんなことやっぱり官兵衛さんの役目じゃないよ。どちらかというといつもされる方だもん。
「ぅあっ!もうっ!反省してるって、言ったのに!」
「お前さんは口が達者だからな」
「んっ!ひゃっ!やっ!」
一定の間隔で、官兵衛さんの掌が私に打ち付けられる。
…さっき擽られた時にも思ったけど、これはちょっとヤバいかもしれない。
何故ってまず、私は西軍ドSトリオの足元によく滑り込みたくなるタイプの人種、つまり性癖のねじ曲がったドMなのだ。
私が他の人に対して『虐めてくださいハァハァ!』とならないのは、私の中でSな人とそれ以外というカテゴリに分かれているからなのである。
だから、こういうことをされると…、私の中で勝手にカテゴリ移動が起こってしまう。
「ぅあっ!や、ぁっ!…っ、う、ぁっ、ごめん、なさい、官兵衛さん…っ」
「お前さんが刑部みたいになるのは耐えられん。まだ素直なうちに、他人で暇つぶししようなんて考えられないように躾けておくのが吉だな」
「ひ、やぁ!は、反省するっ、反省するから…、や、ぁっ、ゆるして、官兵衛さんん!」
…正直に言おう。
私は今、官兵衛さんの"お仕置き"に興奮している。
官兵衛さんの、低くて渋い声とか、少し高めの体温とか、私を叩く手の大きさや力強さに、つい欲情してしまっている。
ゾクゾクして腕に力が入らなくて、私は高くお尻を上げた格好のまま、彼に全てを委ねていた。
「…ふッ、あぁっ、痛いっ…、痛い、官兵衛さん……」
「まあ仕置きだからな」
「い"ッ!?あ"あ"、あぁああ!」
「ほーれほれ」
官兵衛さんの指が、思い切り私の後ろの穴を抉った。
こう言うと何か特殊なことをされたように思われそうだが、ただ浣腸をされただけだ。そう、あれである。人差し指を合わせて、『ドスッ』とするあれである。
昔、小学生くらいの頃は、よくおふざけでやる男子がいたりした気がするが、この年になってされることになるとは。
「あぁ、駄目ぇ!許ひ……っ、謝る、からっ!!」
「中々素直じゃないか、いい傾向だな。
…それにしても、小生がこんなことをして殴られないとはな……」
「ひぃぃっ!ぁあ、駄目駄目ぇっ!」
「いつものお前さんだったらとうに殴るか罵るかしてそうなもんだが……、案外好きモンなんじゃないか?」
「……っ、♡、だ、めぇ……やだ、痛い……、官兵衛、さぁん…」
……本当は、その通りだ。
こんなにぞくぞくしたのは、生まれて初めてで、気持ち良くて堪らない。頭の中に、今まで感じたことのない快楽が浮かんでは掻き回していって、興奮で下腹のあたりがずくずくと疼いている。
時たまびく、と痙攣する身体は、抑えきれないそれを体現していた。
いつもの自分を演じていられるほど私に余裕はなくて、発した声は内容とは裏腹に媚びるような甘さを含んでしまう。
その時官兵衛さんを見た私は、どんな顔をしていたのだろう。
一瞬無言になって、彼は前髪の隙間から少し見えた切れ長の目を細めた。
私と彼がゴクリと喉を鳴らした音が、静かに被った。