元就さんと私の秘密 裏
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…私達が降りた『豊臣病院前』駅周辺は、基本的に語ることは多くない住宅街である。
語ることがあるとしたら、駅の名前にもなっている"豊臣病院"と、大きい鍋の像が特徴的な、ここ"烏城公園"くらいだろう。
豊臣病院はここ二、三年くらいで駅近くに出来た、この辺り唯一の総合病院である。どうしてもっと大きい街で開かず住宅街で開いたのかというと、客が分散しない上、この辺りは体調を崩しやすい子供が多いから、らしい。腕も良くて、案外評判の病院だ。
…そして、ここ、烏城公園。
大した遊具や規模があるわけではないが、大きな鍋の像が印象的すぎて、待ち合わせ場所としては有名なスポットである。
「きゃっ…」
…その烏城公園のトイレの床に、私は尻餅をついたような形で投げ出された。
蝶番が錆び付いたドアが、少し乱暴に閉められる。
「も、元就せんぱ…ッぁ!」
…今日は休日ではないし、たまにここで遊ぶ幼稚園児はまだ帰っていない時間だ。
だから、あまり人はいないのだが、私は咄嗟に口を押さえた。
…元就先輩の靴の先が、私のそこを、下着の上からいきなり踏んだのだ。
先程の電車の中の出来事のせいで、私のそこはすっかり湿っており、感覚が過敏になってしまう。
とはいえ踏まれて感じるなんて、と思わなくはないが、学校指定の靴の先がそこをグリグリと嬲るのは、ゾクゾクして止まない快感だった。
「ぁ……あ…あ……ッ、♡」
「足だけで、そうも発情するか…、恥知らずめ」
「ぁ、う……」
…どうしてこんなことになっているのか、以上に、そこを襲う快楽の方に意識が行ってしまって、だらしなく開いたままの足を閉じられない。なんだか抵抗することが酷く勿体なくすら思えてきて、そんな自分に開いた口が塞がらない思いだ。
立ったまま、ほぼ片足以外動かしていない彼に冷たく見下ろされる。
それが酷く羞恥を掻き立てて、なのに、なぜだろう、自分でした時なんかより何倍も、そこがじゅくじゅくに潤っている気がする。
「ぁ、あ……は、ぁ」
「貴様に聞きたいことがある…ここ最近、我を盗み見ていたのは何故だ?」
「ぁ……っ、そ、それは」
「何故だ」
「………ッ、」
流石に、私だって乙女である。
たとえこうされて悦んでしまっていたとしても、こんなところで、こんな風に思いを告げたくはない。
ぐっと口をつぐんだ私を見て、彼はふん、と鼻で笑った後、またそこを踏みつけ始めた。
気怠げとすら感じるゆっくりとした動きだが、きゅうぅ、と下腹部に熱が集まってきてしまう。先ほども思ったが、先輩は私を追い詰めるのが上手いのかもしれない。
靴の裏の凸凹が、私の蕾を引っ掻くように撫でていくと、もう声を抑えるのが精一杯で、火花が目蓋の裏にばちばちと散った。
「ぁ、あ、ぁ…ぁあ…ーーッ、!?」
その時、ピタリと刺激が止まった。
どうして、もう少しで、また、イクことができたのに。
かぁぁと子宮が熱くなり、不満を訴えてきている。
太腿の未練がましい痙攣が収まらぬまま先輩を見上げれば、彼はその指でくいっと私の顎を上げた。
引き寄せられるように目を合わせれば、もう逸らすことはできなくなる。
「…先輩……」
「何故だ?答えることもできぬ程の馬鹿ではあるまい」
「ぁ……ぁ…すき……すきです、先輩…私、先輩がすきです…、あっ、好き…です、先輩、もっとぉ」
唇からぽろぽろと漏れ出した本音が、トイレの個室でやけに響く。
すき、すき、と舌ったらずに繰り返す私を見て、先輩は初めてどこか満足気に唇の端を引き上げ、脱力して震える身体を引き上げた。