元就さんと私の秘密 裏
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「〜〜♪」
今日はいい日だ。
そう思いながら、私は電車の窓から外を眺めていた。
…私、佐藤由香は、只今花の女子高生。
部活がたまに面倒になりつつやっぱり楽しくて、友人にも恵まれていて、自分で言うのもなんだが、とてもいい学生時代を送れていると思っていた。
…『だった』と言っているのだから、これは過去の話である。しかし、決して悪くなったとは言っていない。
むしろ、良くなったのだ。
…部活、友人、ついでに勉強。
こう来たら、他に青春を彩る要素と言えば何だろうか?
そう、恋。恋愛である。
私は少し前までは、恋というものを知らなかった。かっこいいと評判の人を見ても、胸がときめくことなんてないまま、今まで生きてきていた。
青春の醍醐味…と、言ってもいいそれが、私の人生には一つだけ欠けていた。
恋をするチャンスが無かったわけではないのだが、どうにも男性を恋愛対象として見ることができなかったのだ。
もしかしたら私、このまま恋とか一生できずに終わるんじゃないか、とすら、最近は思い始めていたが…先日、ついに運命の出会いがあったのだ。
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